■ アンモナイトの美と科学
+■アンモナイトはどのような生物であったか
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 ニッポニテスの形づくりについて魅力的な仮説が提唱されています。ニッポニテスは、平面巻き、右巻き、左巻きといった3通りの成長プログラムを持ち、姿勢が高くなり過ぎたときには、右または左巻きを用いて姿勢を低くし、逆に低くなり過ぎたときには平面巻きに戻して姿勢を起こすと考えます。この仮定のもとで、形をコンピュータでシュミレートすると、ニッポニテスの形を見事に再現することができます。


 



ニッポニテスは3通りの巻き型を交互に切り替えながら巻いている。
(Okamoto、1988を改作)




ニッポニテスは、姿勢が好ましい範囲から外れると巻きを切り替えて、 姿勢をもとに戻すように成長方向を調節していたと考えられます。
(Okamoto、1999を改作)






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