■ アンモナイトの美と科学
+■アンモナイトはどのような生物であったか
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白亜紀アンモナイト・メヌイテスの一種
Menuites sp.
約8300万年前、ロシア・サハリン産


 

 アンモナイトの殻を剥がすと、中に菊の葉のような複雑な模様をみつけることができます。この模様は隔壁と外殻が交わる交線で縫合線と呼ばれています。アンモナイトの隔壁はオウムガイに比べ複雑な曲面をしているため、縫合線も複雑なものが多いようです。
 一般に原始的なアンモナイトの縫合線はオウムガイと同様に単純ですが、時代を経るごとに、より複雑な縫合線を持つものが出現する傾向にあります。また、成長初期の段階の縫合線は単純ですが、成長に伴って縫合線が複雑になる傾向があります。
 しかしながら、縫合線の複雑化の要因や役目についてはわかっていません。
 

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