■ アンモナイトの美と科学
+■アンモナイトはどのような生物であったか
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石炭紀アンモナイト・クラベノセラスの
歯舌の化石
Cravenoceras fayettevillae
約3億2000万年前、アメリカ産
写 真: 棚部一成氏提供


 

 アンモナイトの食性を知る手がかりが化石として残っています。それは顎器と歯舌です。同じものはイカ、タコ、オウムガイの口の中にもみられます。
 顎器はカラストンビと呼ばれ、これを使って食物を噛みちぎります。歯舌は、顎器が納まっている口の内部にあり、半透明の小さく尖った歯が何列も並んでいます。顎器や歯舌の化石から、アンモナイトは肉食だったと推定されています。



 




ペルム紀アンモナイトの顎器化石
約2億9000万年、アメリカ産
褐色の顎器片が密集している。





オウムガイの顎器
Nautilus pompilius
現生、フィリピン産


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