■ アンモナイトの美と科学
+■アンモナイトはどのような生物であったか
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白亜紀アンモナイト・ゴードリセラス
Gaudryceras tenuiliratum、約8300万年前、北海道産
この標本の気室は方解石により充填され、住房には泥がつまっています。




オウムガイ
Nautilus pompilius、現生、フィリピン産
 

 アンモナイトを半分に切断すると、最後の半巻きから一巻きを除き、巻きの中の方は隔壁によって多数の小部屋(気室)に仕切られています。それぞれの小部屋は、細長い管でつながっています。これと同じつくりを、オウムガイの殻の中に見つけることができます。
 オウムガイの気室内には低圧のガスが入っています。軟体部は最後の半巻きの部分(住房)に入っています。オウムガイは成長に合わせて気室を一つずつ付け加えていきますが、新たに作られた気室内には液体が満たされています。この液体を、気室を貫く管(連室細管)内の細胞の働きによって排出します。気室は浮力タンクとしての役割を担い、海水より重い殻や軟体部との浮力バランスをとっています。アンモナイトも、オウムガイと同様に海中を遊泳していたと思われます。


 


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