■ アンモナイトの美と科学
+■アンモナイトはどのような生物であったか
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プラセンチセラス・ミーキ
Placenticeras meeki
約7500万年前、アメリカ産
殻の表面に、カサガイが付着している。




白亜紀アンモナイト・プラセンチセラス
Placenticeras、約8000万年前
アメリカ・サウスダコタ州産
多数のカサガイが付着している。
(J.B.Boyce氏所蔵標本、直径:45cm)
 

 北アメリカの白亜紀層からは大型のアンモナイトが多産します。これらにはしばしば丸い多数の穴が観察されます。穴がV字状に配列して見えるものもあることから、これらの穴は海洋性の大型爬虫類・モササウルス(海トカゲ類)の噛み痕と考えられていました。しかし、穴の形や共産する化石から、この穴はカサガイ類(巻貝)の住まい痕であることが指摘され、モササウルスの噛み痕説に疑問が投じられています。



 


第一部 化石芸術  バーチャル展示室 B2F      第二部 アンモナイトの美と科学  バーチャル展示室 B3F