国立科学博物館へ
Q1夜空に星はいくつあるのですか?
Q2北極星はどうして目印にされるのですか?
Q3昔は別の星が北極星だったって本当ですか?
Q4南十字星はどこに行ったら見えるのですか?
Q5七夕の星は本当に会えるのですか?
Q6星座はだれが作ったのですか?
Q7星座の形は変わるのですか?
Q8星座と星占いはどういう関係があるのですか?


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星座編
Q8星座と星占いはどういう関係があるのですか?
 ある人の誕生日と星座を結びつけ、その人の性格や運勢を占うのが星占い、西洋占星術とよばれるものです。
 太陽や月、惑星は星座を作る星(恒星)とことなり、星座の間を動いて行きます。そこで占星術では、生まれたときにこれらの天体が位置する星座の性格が、その人の一生を決めると考えます。特に、私たちの生活にもっとも影響する太陽の位置する星座が、基本的な運勢・性格を決めています。星座の中で太陽の動くみちすじを黄道とよびますが、黄道にそった12の星座を黄道12星座とよんでいます。じっさいの星座には大小があり、太陽が位置する期間もまちまちなので、占星術では星座(Constellation)のかわりに宮(Sign)とよび、1年を12等分して黄道12宮とよびます。
 星座(宮)の性格とは、その名前から連想される性格です。たとえば、しし座は勇猛な性格、てんびん座はかたよりなくバランスをとる性格、というように説明されます。これを信じることができますか?また現在では、太陽が誕生日に本当に位置する星座(宮)は地球の首ふり運動のため1つ前の星座になっています(占星術が考案されたのは約2千年前のため)。
 これらのことを考えると、星占いには根拠が何もないことが分かります 。


宇宙の質問箱
星占いと本当の太陽の位置
図:星占いと本当の太陽の位置

十二宮のマーク・名称にふれると、その時の地球の位置と太陽のいる星座が表示されます

 星占いの十二宮(星座) 誕生日  本当に太陽が位置する星座
おひつじ座のシンボル白羊宮(おひつじ座) 3月21日− 4月20日  うお座
おうし座のシンボル金牛宮(おうし座) 4月21日− 5月21日  おひつじ座→おうし座
ふたご座のシンボル双子宮(ふたご座) 5月22日− 6月21日  おうし座
かに座のシンボル巨蟹宮(かに座) 6月22日− 7月23日  ふたご座
しし座のシンボル獅子宮(しし座) 7月24日− 8月23日  かに座→しし座
おとめ座のシンボル処女宮(おとめ座) 8月24日− 9月23日  しし座−>おとめ座
てんびん座のシンボル天秤宮(てんびん座) 9月24日−10月23日  おとめ座
さそり座のシンボル天蠍宮(さそり座) 10月24日−11月22日  おとめ座→てんびん座
いて座のシンボル人馬宮(いて座) 11月23日−12月22日  さそり座→へびつかい座→いて座 
やぎ座のシンボル磨羯宮(やぎ座) 12月23日− 1月20日  いて座
みずがめ座のシンボル宝瓶宮(みずがめ座) 1月21日− 2月19日  やぎ座→みずがめ座
うお座のシンボル双魚宮(うお座) 2月20日− 3月20日  みずがめ座→うお座
   

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