■ 化石芸術
+■古生代の生痕化石
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巨大な組み紐
(Plaited Fin Prints)
三畳紀(2億3300万年前)
ドイツ産
113cm x 93cm


 

 これは何か大きな魚のヒレの跡であることは確かです。ただし、4つのヒレを四足動物が歩くように動かしてできたもので、普通の魚のヒレの跡とは異なります。このようにヒレを動かす魚には、生きた化石として知られるシーラカンス(学名ラチメリア)があります。実際、この生痕化石が産出した地層のわずかに下位の地層中にバラバラになった魚の骨があり、それを丹念に調べた研究者は、このヒレ跡に相当する大きさのシーラカンスの化石があることを突き止めました。






 


第一部 化石芸術  バーチャル展示室 B2F      第二部 アンモナイトの美と科学  バーチャル展示室 B3F