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【観察】海のおいしい豆ちしき―アサリ― やってみよう

観察
【観察】海のおいしい豆ちしき―アサリ―

今回の「やってみよう」では、生きたアサリを使った観察(かんさつ)のポイントをしょうかいしています。おうちの人といっしょに楽しく観察(かんさつ)した後は、おいしく食べてね

【観察】海のおいしい豆ちしき―アサリ―やってみよう①
博士のイラスト2
ついに「やってみよう」コーナーだよ。今回は、本物のアサリを使っておうちで観察(かんさつ)をしてみるよ。お家の人といっしょにしてね
女の子のイラスト7
はーい!
博士のイラスト1
それでは、次のものを用意してください。生きている殻(から)つきのアサリなら、スーパーで買ったもので観察(かんさつ)できるよ。
【観察】海のおいしい豆ちしき―アサリ―やってみよう②
用意する物:アサリ、バット、塩(小さじ1=6g)、水(150ml)
女の子のイラスト2
なんだか、わくわくしてきた
博士のイラスト5
まずさいしょに、アサリの動きを見るために、塩水(しおみず)を作るよ
女の子のイラスト4
お水じゃダメなの?
男の子のイラスト5
えっへん!
アサリは海に棲(す)んでるだろ。海の水には、塩(しお)がとけているんだよ。だから塩水(しおみず)を作るひつようがあるんだ!
女の子のイラスト1
あ、お兄ちゃんが急に出てきた
男の子のイラスト6
ぼくは、「塩(しお)」にくわしいからね!
塩(しお)や塩水(しおみず)について知りたい人は、「塩(しお)で!?キラキラ光る絵をかこう」を読んでみてね~。バイバーイ
女の子のイラスト6
あ、いなくなった~
博士のイラスト3
あっという間にいなくなったね。
でも、お兄ちゃんの言ってたことは正しくて、アサリが棲(す)んでいる海の水とにた水にするために、塩水(しおみず)を作るんだよ
女の子のイラスト5
なるほどー
博士のイラスト1
150mlの水に、小さじ1(6g)の塩(しお)をいれて、塩(しお)がとけるまでかきまぜてね
【観察】海のおいしい豆ちしき―アサリ―やってみよう③
女の子のイラスト7
はーい
博士のイラスト1
塩水(しおみず)ができたら、次は平なバットにアサリを入れて、アサリが少し顔を出すくらいまで塩水(しおみず)を入れます。
【観察】海のおいしい豆ちしき―アサリ―やってみよう④
博士のイラスト2
塩水の入れすぎに注意してね。
入れ終わったら、バットごと暗い場所におくか、バットの上にアルミホイルなどをかぶせて暗くします。
【観察】海のおいしい豆ちしき―アサリ―やってみよう⑤
女の子のイラスト6
あ、目が出てきてきたー
【観察】海のおいしい豆ちしき―アサリ―やってみよう⑥
博士のイラスト5
これは、目だったかな?
わすれた人は「みてみよう」にもどってみてね
女の子のイラスト5
あ、そうだった。ここから海水を入れたり出したりするんだよね~
博士のイラスト1
そう、その通り。
博士のイラスト2
アサリには「目」はないけど、「足」はあるんだよ。次の動画を見てみて。水管(すいかん)の反対側(はんたいがわ)に出て動いているのが足なんだ

女の子のイラスト1
おぉ、見た目よりも速く動くね
博士のイラスト2
うまく観察(かんさつ)できると、水管(すいかん)から海水を出す様子も見られるよ
女の子のイラスト3
わ、水がはねた!
博士のイラスト1
今度は、アサリを手に持って貝殻(かいがら)を開けてみて
【観察】海のおいしい豆ちしき―アサリ―やってみよう⑦
女の子のイラスト3
あ、全部引っこんだ! そして、ぜんっぜん開かない
※貝が弱っている時など、手で開けられる場合もあります
博士のイラスト2
生きているアサリの貝殻(かいがら)は、道具がないと大人でも開けることがむずかしいよ。
女の子のイラスト7
貝柱が貝殻(かいがら)にピッタリとくっついてるからだよね!
博士のイラスト7
すごい!「かんがえてみよう」で学んだことを全部おぼえてる!!
女の子のイラスト2
大したことないけどね~
博士のイラスト1
さて、生きてるアサリの観察(かんさつ)はここまでにして、次の観察(かんさつ)は、お家の人においしいアサリりょうりを作ってもらった後にしよう。
女の子のイラスト2
はーい。食べるの楽しみ~
博士のイラスト1
今回は「アサリのおみそ汁」と「パエリア」を作ったよ。アサリを貝殻(かいがら)ごと使うりょうりであれば、どんなメニューでもだいじょうぶ!
【観察】海のおいしい豆ちしき―アサリ―やってみよう⑧
【観察】海のおいしい豆ちしき―アサリ―やってみよう⑨
女の子のイラスト7
はーい
博士のイラスト1
りょうりをする前とした後で、アサリの様子はかわったかな?
【観察】海のおいしい豆ちしき―アサリ―やってみよう⑩
女の子のイラスト2
貝殻(かいがら)が開いて、中身が見えるようになったよ
博士のイラスト2
そうだね、大人がやっても開かなかった貝殻(かいがら)が開いたね。それでは、貝殻(かいがら)部分を持って、持ち上げてみて。
【観察】海のおいしい豆ちしき―アサリ―やってみよう⑪
女の子のイラスト3
あれ、貝殻(かいがら)は開いてるのに、中身が落ちない
博士のイラスト1
どうして、中身が落ちないんだろう?
女の子のイラスト4
貝柱で貝殻(かいがら)と身がくっついてるから?
博士のイラスト5
そう、そのとおり。
貝殻(かいがら)が開いても、貝柱は貝殻(かいがら)にくっついたままなんだよ。
女の子のイラスト1
食べる時にこまるね
博士のイラスト1
アサリの身を食べる時は、貝柱を横からおして貝殻(かいがら)からはがすと、貝柱もきれいに取れて全部食べられるよ
女の子のイラスト6
あ、本当だ。キレイに取れた
博士のイラスト2
上手にできたね。
おいしいかな?
女の子のイラスト2
おいしー(もぐもぐ)
博士のイラスト2
おなかもいっぱいになってきたし、そろそろ終わりにしようかな
女の子のイラスト2
(もぐもぐ)せんせん、ありがとうもがいました(もぐもぐ)
博士のイラスト3
食べすぎないように気をつけてね
女の子のイラスト7
はーい

「かはく」の研究者に聞いてみた!


博士のイラスト6
今回の "かはくはかせ"
齋藤寛(さいとう ひろし)
動物研究部 海生無脊椎動物研究グループ 研究主幹(どうぶつけんきゅうぶ かいせいむせきついどうぶつけんきゅうグループ けんきゅうしゅかん)
うーん、これはまだはっきりと理由が分かっていないんだよ。色のつき方には、お父さんお母さんから受けついで決まるものもあるし、すんでいる場所によってもかわると言われているんだよ
7,8年と言われているよ。長生きといえば、もっと長生きする貝もあるよ。北大西洋の深い海にすむアイスランドガイは300年以上(いじょう)生きるんだ。507年という記録(きろく)もあるよ。