2017-03-29

珍奇なツリフネソウをミャンマーで発見!


ビクトリア山

ビクトリア山は英領時代に名付けられたが、もともとナマタウンという現地名がある。標高3,050mのビクトリア山はアラカン山脈の北へ続くチン丘陵の最高峰。


ビクトリア山は、ミャンマーの西部、アラカン山脈の北に続くチン丘陵の最高峰の山で、現地名でナマタウンと呼ばれています。なお、ビクトリア山で最初に植物の採集を行ったのは、植物画家としてもコレクターとしても知られるシャーロッテ・イザベル・ウィーラー・クフCharlotte Isabel Wheeler Cuffeだったと考えられています。1911 年にビクトリア山を調査し、シャクナゲ類をアイルランドのグラスネビン植物園に送ったという記録があります。ちなみにビクトリア山から採集され、記載されたロドデンドロン・クフェアヌムRhododendron cuffeanumは、彼女に献名されたものです。また、もう一人、ビクトリア山の調査で有名なプラントハンターがいます。それが、フランク・キングドン・ウォードFrank Kingdon-Wardです。彼は、英領時代と1950年代にビクトリア山の調査を行い、その植生についてのレポートを残しています。