標本に関すること


Database for Aquatic-vertebrate Science

標本作成方法

執筆:松浦啓一

標本作成には、薬品を用いるため危険を伴います。安全管理には十分配慮して作業をしてください。なお、作業中におこった事故等に関して、国立科学博物館はいっさい責任を負いません。
液浸標本
10%ホルマリンに魚を入れて防腐処理をします。この作業を「固定」といいます。魚が固定されたら、エチルアルコールやイソプロピルアルコールなどの保存液に移します。このように保存液の中に入れたものを液浸標本と呼びます。製作にあたっては危険な薬品を使うので十分注意してください。

固定前の処理
標本の固定法


染色標本
魚の内部骨格や鰭・鱗などの特徴を調べるために染色することがあります。内部骨格を調べるときは標本を特殊な薬品に入れて、筋肉を透明にします。

アリザリン染色透明標本作製方法
二重染色透明標本作製方法

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