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1896(明治29)年8月31日の夕刻、秋田・岩手の県境でマグニチュード7.2の地震がおこりました。この地震では、ほぼ並行する2本の逆断層が地表に現れました。震源の近くの揺れは激しく、建物の4割以上が全壊しています。潰れた建物は5千戸あまり、死者209名という被害が出ました。 なお、同じ年の6月15日には2万2千の死者を数えた明治三陸地震津波がおこり、また、秋田県の内陸地域は1914(大正3)年に再びマグニチュード7.1の地震(仙北地震)に見舞われています。

六郷町行在所全潰 六郷町大町住家並ニ土藏全潰
六郷町大町酒造庫全潰 六郷町住家全潰
六郷町土藏全潰 六郷町東高形町善証寺全潰
六郷町本善寺全潰 千屋村坂本氏陥落住宅全潰土蔵大破
千屋村坂本氏茶室全潰 浪花村宅地ノ段違
浪花村田圃ノ段違 善知鳥 鳥ノ沢赤石臺ニ於ケル新出湖水
長信田村尋常小学校全潰 長信田村字太田住家全潰
長信田村松林ノ變動 豊岡村役場ノ全潰
高梨村住家ノ大傾斜 高梨村小祠ノ全潰
畑屋村住家全潰 畑屋村住家全潰
角間川村住家ノ傾斜 雄勝郡東成瀬村田子内住家全潰
キャプションは震災予防調査会報告77:78-87 (1913) による