「日本通」になろう。知っているようで知らない、奥深い世界。科学技術史をのぞいてみませんか。
対象 | 主に大学生・大学院生・専門学校生(一般の方も受講いただけます) |
実施方法 | オンライン配信による講義 ※オンライン会議アプリZoomを使用する予定です。 アプリのインストールや設定等は、各自で行った上でご参加ください。 ※国立科学博物館に来館して行う集合型講義ではありません。 |
開講期間 | 令和4年10月14日、10月28日、11月11日、11月25日、12月9日、12月23日の各金曜日 18:00~19:30 |
募集定員 | 50名程度 |
受講料 | 12,600円(国立科学博物館大学パートナーシップ入会校の学生は6,300円) |
第1回 10月14日(金) |
国立科学博物館 産業技術史資料情報センター長 前島 正裕 「日本の科学技術・産業技術の概論」 |
明治時代以降の日本の科学技術及び産業技術の発達を概観しつつ、電力や家電など、身近な技術をいくつか取り上げ、発達のそれぞれの様相に焦点を当て、概説します。 |
第2回 10月28日 (金) |
国立科学博物館 理工学研究部 科学技術史グループ 研究主幹 久保田 稔男 「日本の近代建築」 |
洋の東西を問わず、建築は人類の生存にとって欠くことのできない存在です。世界各地で地域の気候に根ざした独自の建築が造られてきましたが、文化の交流に伴って、時に影響しあい、時に反発して建築も多様に変化しました。日本の建築も例外ではなく、特に明治以降、文明開化のかけ声とともに西洋の建築技術が流入し、伝統的な建築とは異なった、新しい建築が各地に建てられ、現在に至っています。上野公園にある建築を題材に、日本の近代建築の歩みを概観します。 |
第3回 11月11日 (金) |
国立科学博物館 理工学研究部 科学技術史グループ 研究員 河野 洋人 「科学語彙の変遷から見る日本と科学の出会い」 |
日本は幕末から明治期にかけての近代化の過程において西洋科学を受容していった、としばしばいわれますが、それまでの文化的・学問的実践に立脚しつつ、それとは異なる西洋の学問を理解し受け容れていくにあたっては、多くの困難や葛藤がありました。本講義ではこの一断面に、主として物理学関係の科学用語の変遷をたどることから、光を当てます。 |
第4回 11月25日 (金) |
国立科学博物館 理工学研究部 科学技術史グループ 研究員 馬場 幸栄 「日本の科学技術を支えた女性計算係たち」 |
近代日本において計算係として科学技術の発展に貢献した女性たちをご紹介します。電子計算機がなかった時代、天文学や気象学などの分野では、膨大な量の計算が手作業で行われていました。そして、その計算作業を担っていたのは主に女性たちでした。彼女たちの献身がなければ現在の科学技術の発展はありません。女性たちはどのようにして計算係となったのか、具体的な事例を挙げながら解説します。 |
第5回 12月9日 (金) |
国立科学博物館 産業技術史資料情報センター 参事役 亀井 修 「SDGsと科学技術」 |
産業技術史の視点から SDGs (Sustainable Development Goals、持続可能な開発目標)について考えます。地球の行く末を人が意識しなければならない時代=アントロポシーン(Anthropocene、人新世)と、それをもたらした技術・科学・産業をキーワードにして、近未来を含む現代の科学技術を概観します。 |
第6回 12月23日 (金) |
国立科学博物館 理工学研究部 科学技術史グループ長 沓名 貴彦 「博覧会からみる日本の近代化と科学技術」 |
2022年は、明治政府文部省博物局による最初の博覧会から150年にあたります。日本の近代化に博覧会は、大きな役割を果たしました。博覧会の中心地は、科博のある上野公園です。上野公園で開催された博覧会を中心に、博覧会から日本の近代化と科学技術について概観します。 |
1. 応募に係る注意事項
本講座を受講するに当たって、注意事項がございます。2. お申込み※令和4年度の申込受付は終了しました。
下記の受講申込専用ページからお申し込み下さい。(国立科学博物館ウェブサイト内「イベントカレンダー」ページ)
受講申込み専用ページ ※受付終了
3. 受講者の決定
受講申込者には、9月26日(月)までに、受講の可否をメールでお知らせします。4. 受講料のお支払い
受講料のお支払い方法など詳細は、受講決定通知と共にご案内いたします。