大学生のための自然史講座
令和3年度は、全8回にて開講いたします。
※新型コロナウイルス感染症感染拡大防止のため、令和3年度はオンライン配信にて実施いたします(国立科学博物館に来館して行う集合型講義ではありません)。
なお、スケジュール・内容は変更となる場合があります。

ご理解の程、よろしくお願いいたします。
本講座は隔年開講のため、令和4年度は開講しません。
大学生のための自然史講座 博物館と自然史と生物多様性

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国立科学博物館では、「日本列島の自然史科学的総合研究」というテーマで、長期にわたるプロジェクトを行ってきました。 大学生のための自然史講座は、そのプロジェクト研究の成果に加え、近年の生物多様性研究の知見を交えながら日本列島の自然、自然史について様々な角度から体系的に理解できる講座です。

01. 開催概要
※この講座は、全8回の連続講座です。1回単位での受講はできません。
対  象 主に大学生・大学院生・専門学校生(一般の方も受講いただけます)
実施方法 オンライン配信による講義
※オンライン会議アプリZoomを使用します。アプリのインストールや設定等は各自で行っていただきます。
※国立科学博物館に来館して行う集合型講義ではありません。
開講時間 令和3年5月7日、5月21日、6月4日、6月18日、7月2日、7月16日、7月30日、8月6日の各金曜日
18:00〜19:30
募集定員 50名程度
受 講 料 16,800円(国立科学博物館大学パートナーシップ入会校の学生は8,400円)
国立科学博物館大学パートナーシップ入会校一覧
大学生のための自然史講座チラシ(PDF:662KB)
02. 令和3年度カリキュラム 
第1回 5月7日(金)
標本資料センター コレクションディレクター 真鍋 真
【自然史とは何か?】 自然史を意識することで、自分をちょっと変えてみよう!
自然史は"natural history"の訳なのですが、博物学、自然誌とも訳されるように、その対象は太古の歴史だけではありません。現代の生物とその世界を理解するためには、これまでのプロセスを手がかりにしなくてはなりません。現在を懸命に理解していくことを通じて、私たちは近未来を考えられるようになるのです。
第2回 5月21日(金)
鉱物科学研究グループ 研究主幹 堤 之恭
【日本の地質・鉱物について】 日本列島はどのようにしてできたのか?
日本列島の骨組はプレートの沈み込みにより大陸縁に形成された「付加体」でできており、日本海ができたことで大陸から引き離されて「列島」となりました。その過程についてはこれまで様々な説が提案されてきました。本講義では付加体の話を中心に、日本列島がどのようにして形成されてきたのかを、新知見を交えて解説します。
第3回 6月4日(金)
生命進化史研究グループ 研究主幹 對比地 孝亘
【日本列島の生い立ち】 日本の中生界の陸上古動物相
中生代の日本における陸生動物の多様性、特に白亜紀の脊椎動物に関する知見は近年急激に蓄積されています。本講義では発見された代表的な化石の系統分類を解説するとともに、陸上生態系の様子やそれらの化石を産出する地層の堆積環境などを、実際の野外調査の紹介も交えてお話しします。
第4回 6月18日(金)
海生無脊椎動物研究グループ 研究主幹 谷藤 吾朗
【日本の動物の多様性Ⅰ】 現代生物学における生物観
生物界は伝統的・観念的に動物と植物に分けられることがあります。しかしながら現代生物学では、動植物は生物界の巨大な生物多様性のごく一部であることが受け入れられています。本講義では日本の生物多様性を知る前段階として生物界全体を俯瞰し、現代生物学における個々の生物群の系統的位置を見渡します。
第5回 7月2日(金)

菌類・藻類研究グループ 研究主幹 辻 彰洋
【日本の植物の多様性Ⅰ】 日本の水域環境の多様性と固有種

日本の水域は、環境の多様性が高く、また、その生物多様性も高いという特徴があります。私は、長年、陸水域に生息する珪藻をターゲットして日本固有種を追いかけてきました。講義では、日本の水環境の豊かさについて説明すると共に、私が発見してきた日本固有珪藻の生態について紹介します。また、海洋域のプランクトンについても、調査風景とともに紹介します。
第6回 7月16日(金)
脊椎動物研究グループ グループ長 濱尾 章二
【日本の動物の多様性Ⅱ】 多様性を生み出す進化のしくみ
進化によって種が分化することで多様性が生まれます。その進化のしくみとは?前半では生物全般にあてはまる理論の解説を、後半では鳥類を中心に実際の生物で行われた研究を紹介します。島国日本の特徴を活かした演者自身のフィールド調査、標本以外の博物館資料(音声資料)の活用についてもお話しします。
第7回 7月30日(金)
人類史研究グループ 研究員 神澤 秀明
【日本人の形成】 日本列島にやってきた人々
私たちが住む日本列島には、いつ、どこから、どのようにして人々がきたのでしょうか。また、どのような変化を経て、現代の日本人になったのでしょう。遺跡から出土する人骨の形態や考古遺物の証拠に加え、近年盛んに行われているDNA研究から復元される、日本人の起源と成立について概説します。
第8回 8月6日(金)
陸上植物研究グループ グループ長 田中 伸幸
【日本の植物の多様性Ⅱ/まとめ】 アジアにおける日本の生物相
日本列島は生物多様性ホットスポットの一つで、固有種の割合が多く、生物多様性が高い地域として知られています。ここではその理由について考え、これまでの講義の内容を踏まえて、地史的・地理的な要因も含めた日本の生物相の成り立ちとその多様性についてお話しします。また、アジアの中での日本の生物相の特徴について考えてみます。

所属等は令和3年3月現在のものです

03. 受講までの流れ
1. 応募に係る注意事項   

本講座を受講するに当たって、注意事項がございます。
下記の注意事項をお読みいただき、あらかじめご承諾いただいた上で本講座にお申込みください。

応募に係る注意事項(PDF:132KB)

2. お申込み

下記の受講申込み専用サイトからお申込み下さい。(国立科学博物館ホームページ内「イベントカレンダー」ページ)

受講申込み専用サイト


*頂いた個人情報は、本講座に付随する目的のみに使用いたします。

申込み締め切り:令和3年4月22日(木)12時
3. 受講者の決定

受講決定者には、4月26日(月)までに、受講の可否をメールでお知らせいたします。
応募者多数の場合には、「国立科学博物館大学パートナーシップ」入会校の学生を優先させていただきます。あらかじめご了承下さい。

4. 受講料のお支払い
受講料のお支払いなど詳細は、受講決定通知とともにご案内いたします。
04. お問合せ先
国立科学博物館 事業推進部 学習課「国立科学博物館 大学パートナーシップ」担当
TEL:03-5814-9876 FAX:03-5814-9898
E-mail:upartner@kahaku.go.jp