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ミイラをまもる
 死後の世界で生きるために、死者に捧げられた副葬品や、死者を守る呪文を記した品々を通して、古代エジプト人の死生観に迫ります。

カルトナージュ製ミイラマスク

古代エジプトでは、生前の姿をマスクとしてミイラにつけて埋葬した。凹凸が表現できるカルトナージュはマスクの制作に向いており、中王国時代から作られた。簡略化した顔、頭の有翼スカラベ、襟飾りの鮮やかな色遣いなどから、新しい時代のものであることが分かる。


アンクエフエンコンスの供養碑

ステラとは墓に納められた供養碑で、新王国時代から上部が丸い形が一般的になる。下段の供養文から、アメン神の神官アンクエフエンコンスのために作られたことが分かる。



カエル形指輪

カエルは、多くの卵を産むことから豊穣と多産の象徴とされた。ベゼル(台座)は回転し、裏にはサソリが描かれている。サソリは死者を守る4女神の一人であるセルケト女神のシンボルで、この指輪は日用品ではなく、副葬品だと考えられる。


ムウトエムイネトの祖先胸像

テーベのシストルム奏者ムウトエムイネトの胸像。ムウトエムイネトの夫ペンジェルティの像が、彼らの息子であるアメンメスの墓から出土しており、この像も同じ場所から発見されたと考えられる。


ネブセニィの「死者の書」

「死者の書」は来世で故人を助ける呪文集で、死者のミイラとともに墓に副葬された。所有者名が書き込まれていて、これはネブセニィという人物の墓に納められたことがわかる。呪文を封じ込ませるため、字を反転させる特別な書き方をしている。
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