2018-07-26

「広域施設間における展示協力〜寄生虫をテーマとした特別企画展(下関市立しものせき水族館「海響館」)」

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標本資料をより有効に活用するために
寄生虫を展示するねらい
連携や協働が重要なわけ

標本資料をより有効に活用するために

 
 7月の初め、私は下関市立しものせき水族館「海響館」へ展示協力に行ってきました。私の研究対象は寄生虫(吸虫類やサナダムシ(扁形動物)、線虫類(線形動物)など動物の体にすむ動物)で、その寄生虫をテーマとした特別企画展「寄生して生きていく虫の話〜あなたのそばにいるかもね〜」が、公益財団法人目黒寄生虫館と国立科学博物館との共催で企画され、私は標本の貸し出しと一部展示のお手伝いのご依頼をいただきました。

 当館が所蔵する約460万点の標本資料は、研究はもちろん、展示や学習支援のために日本各地の博物館などに貸し出され利用されています。今回のように企画展等のために貸し出される標本・資料は決して少なくなく、平成29年度の調べでは63件、963点を数えました。逆に、当館で行われる企画展などでは他館のご協力を仰いで、当館に所蔵されていない標本資料をご覧いただいています。このように私たちは協力し合って、できるだけ多くのものを多くの方々に見ていただく努力をしながら、標本資料の有効利用を図っています。

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