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日本産第四紀大型植物化石データベース
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 本データベースでは、論文等で報告された「種データ」と、付随する「産地」「地層」「時代」などを検索するとともに、地形図上にその位置を表示させる事ができます。また、検索結果をcsv形式でダウンロードする事が可能です。
 古い研究では、現在一般的でない種名や、その後の研究で他種の同物異名(シノニム)となった種が使われている場合もありますが、本データベースでは、論文に掲載された種名を収録しています。こうした場合には、和名で検索すると検索にかかりやすくなります。詳細検索では複数の項目を組み合わせた、比較的自由な検索が可能です。各項目の詳細は下の通りです。


・種名:すべての生物に対してつけられる学名で、属名genusと種小名speciesから構成される。学名の後ろにつく人名(入力していない場合もあり)は、その種を提唱した研究者、すなわち著者/命名者である。学名表記は原則として報告した論文によった。属名で留められたものは機械的に種名不明(sp. indet.)とした。
・和名:現生種で和名を持つものについてはそれを掲載した。化石種は多くの場合、正式な和名をもたないが、「日本古生物図鑑」(北隆館)に掲載されているものは提唱された名称を用い、属名で留められたものは、「**属の一種」とした。
・産地詳細:可能な限り、現在の地名表記に修正し、旧地名は括弧内に表示した。
・緯度(Lat.)/経度(Long.):WGS84測地系によった。詳細な産地が特定できない場合には、地名等に基づいて情報を調べた(正確でない場合があることに注意)。また、複数産地の情報をまとめた場合には、産地付近の1点で代表させた場合があるので注意いただきたい。
・地層名:ある層の集まりが地図上に記述可能なスケールで側方につながって分布しているものを地層(Formation)と呼ぶ。地層には通常、もっとも地層がよく発達する場所の地名にもとづいた名前がつけられる。地層の時代や区分は研究の進展によって見直されることがあるため、当データベースでは、原著の記述と現在一般的に使われている地層名を併記した。
・年代:化石産出層の時代。国際的な地質年代単元名を踏襲した(http://www.geosociety.jp/name/content0126)。地層の年代は研究の進展によって見直されたり、より詳しく明らかにされたりするため、可能な限り、現在一般的に受け入れられている地層/産地の年代に訂正した。*第四紀に関係する近年のもっとも大きな変更点は、第三紀と第四紀の境界がおよそ180万年前から258万年前に変更になったことである(国際地質科学連合(IUGS)による勧告、2009年6月30日)。このため、それ以前の研究では鮮新世後期とされたものが更新世前期に含められることになった。
・時代コード:多様な時代表記をある程度の幅でまとめるために導入した(M: 中新世, PL: 鮮新世, PT: 更新世, H: 完新世, NC: 不明、さらに1-3の数字で細分)。地図表示では、これらのコードに従ってピンの色分けを行なっている。
・数値年代:地層が堆積した時代を数値で明らかにしたもの。絶対年代とも呼ぶ。括弧内は解析方法を示す。14C: 放射性炭素年代; F.T.: フィッション・トラック法; K-Ar: カリウムーアルゴン法。各方法の詳細は教科書などを参照いただきたい。
・年代についての備考:年代の根拠を示した論文情報や数値年代が入った層の層位などについてのコメント。