昭和天皇(1901年~1989年)は、ご幼少の頃から生物を研究することに興味をもたれ、生涯にわたる標本収集、そして、特に変形菌類や植物、ヒドロ虫類についての分類学研究などにより生物学の発展に大きく貢献をされました。昭和天皇の標本コレクションは総数6万点を超え、その多くが国立科学博物館に移管されています。今年は昭和天皇のご生誕から120年となります。この記念の年に、生物学者としての昭和天皇のお姿や、そのご研究の内容について、貴重なコレクションを通じて紹介します。

入館についてのご注意

上野本館では、入館を予約制とさせていただきます。詳細は入館予約のお願いをご覧ください。

展示概要

企画展
名称
ご生誕120年記念企画展「昭和天皇の生物学ご研究」
開催期間 2021(令和3)年4月20日(火)~6月20日(日)
開催場所 国立科学博物館(東京・上野)
日本館1階企画展示室
開館時間 9:00~17:00
休館日 5月10日(月)、17日(月)、6月14日(月)
入館料 一般・大学生630円(団体510円)(税込)
高校生以下および65歳以上無料
※常設展示入館料のみでご覧いただけます。
※入館の際は事前予約が必要です
主催 国立科学博物館
協力 宮内庁、栃木県立博物館、日本学術振興会、山階鳥類研究所

アクセス

独立行政法人国立科学博物館
所在地 東京都台東区上野公園 7-20
お問合せ 050-5541-8600(ハローダイヤル)
国立科学博物館アクセスマップ

イベント

講演会

本展の展示監修者4名がそれぞれ昭和天皇の生物学ご研究に関連したテーマで講演を行います。

講演内容 講演1「昭和天皇の60年にわたるヒドロ虫類ご研究」並河洋(動物研究部)
講演2「変形菌類がつないだ昭和天皇と南方熊楠」細矢剛(植物研究部)
講演3「昭和天皇の植物学ご研究を支えた分類学者たち」田中伸幸(植物研究部)
講演4「香淳皇后の海藻コレクション」北山太樹(植物研究部)
日時 4月29日(木・祝)
14:00~15:40(13:30開場)
定員 60名(申し込み多数の場合には抽選となります)
費用 無料(常設展示入館料が別途必要です)
対象 どなたでもご参加いただけます。
会場 日本館2階講堂
申し込み イベント情報ページよりお申し込みください。
締切 4月21日(水)

展示紹介

昭和天皇の生物学ご研究とコレクション

昭和天皇が新種として発表されたヒドロ虫類キセルカゴメウミヒドラ

昭和天皇が新種として
発表されたヒドロ虫類
キセルカゴメウミヒドラ

昭和天皇は、ご自身で生物を採集されるだけでなく、国内外からたくさんの標本の寄贈も受けられました。多種多様な標本で構成される「自然史博物館」さながらのコレクションの一端をご紹介します。

昭和天皇の生物学ご研究史

植物の押し葉標本

植物の押し葉標本

昭和天皇が生物学にご興味をお持ちになったのは、12歳の時に那須塩原で植物と昆虫との関係をお調べになったことがきっかけといわれています。ご幼少期から崩御までのご研究の歴史を紹介します。

昭和天皇のライフワーク研究

『皇居の植物』(保育社、1989年)

『皇居の植物』
(保育社、1989年)

昭和天皇はご専門とする変形菌類、植物、ヒドロ虫類に関するご研究で多くの成果を挙げられました。昭和天皇のライフワークともいえるこれらのご研究について、ご収集標本や出版物を通じて紹介します。

昭和天皇と国内外の研究者との交流

『服部廣太郎』写真提供:服部浩美

服部廣太郎 
写真提供:服部浩美

昭和天皇のご研究は、服部廣太郎をはじめとする多くの研究者に支えられていました。また、昭和天皇は、生物学の発展のため、ご自身で採集された標本を研究者からの求めに応じて積極的に提供されました。

昭和天皇の生物学へのご貢献

『国際生物学賞賞牌』写真提供:日本学術振興会

国際生物学賞賞牌
写真提供:日本学術振興会

昭和天皇のご収集標本やご報文・ご著書などは、それぞれの生物を研究する上で欠くことのできない資料として世界的に活用されています。また、国際生物学賞が長年の昭和天皇の生物学ご研究を記念して創設されるなど、昭和天皇はさまざまな形で生物学の発展に貢献されています。

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