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科博ニュース展示『千石正一』と爬虫両生類標本〜セーフティーネットで守られたコレクション〜
基本情報

爬虫両生類の調査研究、理解普及で知られる千石正一氏の標本コレクションが、国立科学博物館に寄贈されました。今回の寄贈をきっかけとして、紹介パネルと一部の標本展示を通じて、千石先生のコレクションと活躍を振り返り、自然史標本セーフティーネットの重要性を紹介します。
TBS系の動物番組で解説者として度々登場したことから、テレビでおなじみの「千石先生」、動物飼育雑誌での寄稿や数ある書籍などで知る人も多いかもしれません。千石先生はタレント?動物好きのおじさん?それとも研究者?多彩な才能を開花させた千石氏ですが、彼が膨大な量の標本を収集していたことはあまり知られていません。
千石正一爬虫両生類コレクションは、総標本数8000点以上にのぼります。生前、コレクションは松戸市教育委員会で管理されていましたが、昨年10月にすべて国立科学博物館へ寄贈されました。この膨大な標本コレクションから、千石氏の研究者としての一面をうかがい知ることができます。本展示では、千石氏の活動・業績を振り返り、彼が残した標本コレクションの意義について考えます。

[千石正一 プロフィール]
1949年4月23日 - 2012年2月7日。東京都世田谷区出身の動物学者。千葉県立船橋高等学校卒業。 東京農工大学農学部蚕糸生物学科卒業。財団法人自然環境研究センターの設立メンバーの一人。 東京環境工科専門学校講師、帝京科学大学、星槎大学客員教授をつとめた。 2000 年「みどりの日」自然環境功労賞環境庁長官表彰(環境教育)を受賞。
期間 2013年2月5日(火)〜5月12日(日)
場所 地球館1階系統広場横
 休館日 毎週月曜日(月曜日が祝休日の場合は火曜日)
ただし、3/25(月)、4/1(月),4/30(火)は開館
開館時間 午前9時〜午後5時(金曜日は午後8時まで)
※入館は各閉館時刻の30分前まで
入場料 常設展示入館料のみでご覧いただけます。
後援 松戸市教育委員会、一般財団法人自然環境研究センター、日本爬虫両棲類学会
協力 TBSテレビ

本展覧会チラシのダウンロードはこちら(PDF1.8MB)
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