いつの時代も子どもから大人まで、幅広い世代を魅了し続ける「恐竜」。その研究の最前線と近未来を展望できる「恐竜博2016」が、2016年3月8日(火)から6月12日(日)まで、上野の国立科学博物館にて開催されます。

トピックス

更新日 トピックス内容
6月12日 特別展「恐竜博2016」の入場者が最終日の6月12日(日)、50万人を突破しました。

50万人突破記念としてセレモニーを行い、50万人目にご来場された、東京都新宿区からお越しの渡さんご家族に、林 良博 国立科学博物館長と本展監修の真鍋 真コレクションディレクターから、恐竜博のグッズなどが贈呈されました。

最終日まで連日多くの方々にご来場いただきました。ありがとうございました!

6月9日 高校生が取材した「『恐竜博2016』学校新聞」を掲載しました。
5月24日 特別展「恐竜博2016」の入場者が5月24日(火)、40万人を突破しました。

ご来場いただいた皆様、ありがとうございました!

40万人突破記念としてセレモニーを行い、40万人目にご来場された、千葉県野田市からお越しの田中さんご家族に、本展監修の真鍋 真コレクションディレクターから、本展公式グッズなどが贈呈されました。

5月2日 特別展「恐竜博2016」の入場者が5月2日(月)、30万人を突破しました。

ご来場いただいた皆様、ありがとうございました!

30万人突破記念としてセレモニーを行い、30万人目にご来場された、東京都武蔵野市からお越しの今井さんご家族に、
本展監修の真鍋 真コレクションディレクターから、恐竜のぬいぐるみなど、展覧会にちなんだグッズが贈呈されました。

4月13日 特別展「恐竜博2016」の入場者が4月12日(火)、20万人を突破しました。

ご来場いただいた皆様、ありがとうございました!

20万人突破記念としてセレモニーを行い、20万人目にご来場された、千葉県市川市からお越しの桜井さんご家族に、 林 良博館長から、公式カタログなど、展覧会にちなんだグッズが贈呈されました。

3月29日 特別展「恐竜博2016」の入場者が3月29日(火)、10万人を突破しました。

ご来場いただいた皆様、ありがとうございました!

10万人突破記念としてセレモニーを行い、10万人目にご来場された、神奈川県川崎市からお越しの芳井さんご家族に、 林 良博館長から、スピノサウルスのぬいぐるみなど、展覧会にちなんだグッズが贈呈されました。

展示概要

名称 恐竜博2016
会期 2016年3月8日(火)~6月12日(日)
開館時間 午前9時~午後5時(金曜日は午後8時まで)4月30日(土)~5月5日(木)は午後6時まで
※入館は閉館時間の30分前まで
休館日 毎週月曜日、3月22日(火)
※3月21日(月)、3月28日(月)、4月4日(月)、5月2日(月)、6月6日(月)は開館
主催 国立科学博物館、朝日新聞社、テレビ朝日
公式ページ ※公式サイトは閉鎖しました。
お問い合せ ハロ-ダイヤル:03-5777-8600

会場へのアクセス

国立科学博物館
〒110-8718 東京都台東区上野公園7-20
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国立科学博物館周辺地図

JR「上野駅」公園口から徒歩5分
京成線「京成上野駅」から徒歩10分
東京メトロ銀座線、日比谷線「上野駅」から徒歩10分
※駐車場はございませんので、お車でのご来場はご遠慮ください。

チケット情報

通常券

入場料(税込) 当日券 前売り・団体券
一般・大学生 1,600円 1,400円
小・中・高校生 600円 500円
金曜限定 ペア得ナイト券 2名様1組 2,000円

※常設展もご覧いただけます
※未就学児無料
※団体は20名様以上
※前売券は1/15~3/7販売、当日券・団体券は3/8~6/12販売
※障害者手帳をお持ちの方とその介護者1名様は無料
※金曜限定ペア得ナイト券は、2名様同時入場/男女問わず/金曜夜間(午後5時~午後8時、最終入場午後7時30分)入場可/会場での当日販売のみ

発売場所 会場券売窓口 / 展覧会公式サイトセブンチケットローソンチケットイープラスチケットぴあCNプレイガイドJTB

上野動物園と相互割引を致します

恩賜上野動物園への入場割引
特別展「恐竜博2016」の当日券または前売券の半券を入園の際にお見せいただくことで、割引料金(2割引)で入園することができます。
国立科学博物館「恐竜博2016」への入場割引
恩賜上野動物園の当日券の半券または年間パスポートもしくは友の会会員証を特別展「恐竜博2016」券売所にご提示いただくと「恐竜博2016」の入場料を一般・大学生100円引、小・中・高校生50円引とします。
  • 一般・大学生 100円引(通常1,600円のところ1,500円)
  • 小・中・高校生 50円引(通常600円のところ550円)

※他の割引(「ぐるっとパス」をお持ちの方や、「東京パークフレンド」の会員の方など)との併用はできません。

お得な特別チケット

海洋堂 カプセルフィギュア セット券(限定10000枚)
会場限定で発売される海洋堂製カプセルフィギュア(全4種、約10cm、税込500円)から「スピノサウルス」がセットになった前売券です。
ディズニー/ピクサー最新作『アーロと少年』公開記念
『アーロと少年』特製メダル セット券
3/12(土)全国ロードショー
©Disney/Pixar
映画『アーロと少年』オリジナルデザインの特製メダル(税込500円、チケットとセットの場合のみ台紙付きでお渡し)と「恐竜博2016」の入場券がセットになった特別な前売り券です。
  • 価格:1,600円
  • ※本券は「一般・大学生」用です。
    ※特製メダルは「恐竜博2016」会場内の特設ショップで引き換えいたします。
  • 販売期間:1/15(金)~3/7(月)
  • 販売場所:セブンチケット
「恐竜博2016」×「秘密結社 鷹の爪 10周年」温感マグカップ セット券
©DLE
テレビや映画などで人気のFLASHギャグアニメ「秘密結社 鷹の爪」と「恐竜博2016」とのコラボ温感マグカップがセットになったチケットです。

※マグカップは商品お渡し日以降にチケットの購入店舗での引換えになります。チケット購入時によってお渡し日は異なり、購入店舗以外での引換えはできません。

  • 価格:【前売券】一般・大学生2,700円、小・中・高校生1,800円
    【当日券】一般・大学生2,900円、小・中・高校生1,900円
  • 販売期間:【前売券】1/15(金)~3/7(月)、
    【当日券】3/8(火)~6/12(日)
  • 販売場所:ローソンチケット
  • 本券に関するお問い合わせ:ローソンチケット 0570-000-777 (10:00~20:00)
  • ※マグカップは単品販売も行います(税込 1,500円)。詳しくはローソンチケット HP をご覧ください
    ※一部 Loppi を設置していない店舗がございます。ご了承ください
「恐竜博2016」×「上野のれん会」タイアップセット券
上野周辺の飲食店約100店が集う「上野のれん会」の加盟店から厳選した12店舗の食事券などがついたお得なセット券です。
  • 価格:1,900円~3,000円
  • ※店舗によって価格が異なります。
    ※本券は「一般・大学生」用です
    ※食事券/引換券は7/31(日)まで使用いただけます
  • 発売期間:1/15(金)~6/12(日)
  • 販売場所:セブンチケット
  • 該当店舗:詳しくは「セブンチケット特設ページ」をご覧ください。

特別イベント券

恐竜博2016では、通常開館時間のほかにも、特別イベントを開催!

恐竜博2016 ナイトミュージアム
閉館後の暗くなった会場を懐中電灯で照らしながら探検する夜の特別イベント!暗闇で浮かび上がる迫力満点の恐竜たちを鑑賞できます。春休みの思い出に、ひと味違った恐竜博をぜひご堪能ください。
  • 特別イベント「ナイトミュージアム」は、大好評につき販売終了いたしました。
  • 開催日:3/19(土)、20日(日)、26日(土)、4/2(土)の全4回
  • 開催時間:午後6時~午後8時(最終入場:午後7時30分)
  • 定員:各500名
  • 価格:一般・大学生1,600円、小・中・高校生600円
  • 発売期間:1/15(金)~売切次第終了
  • 販売場所:セブンチケットローソンチケットイープラスチケットぴあ
  • 該当店舗:詳しくは「セブンチケット特設ページ」をご覧ください。
  • ※懐中電灯は各自ご持参ください
    ※日時指定での販売となります。チケット購入後は、他の日程でのご入場はできません
    ※通常の開館時とは異なる演出を行います。常設展は地球館B1F(恐竜フロア)のみ観覧いただけます。あらかじめご了承ください
    ※未就学児無料
    ※小・中・高校生のみでの入場はできません。保護者の方の同伴(有料)をお願いいたします
    ※本券を購入してナイトミュージアム(以下本イベント)に参加できなかったご本人様に限り、本券持参で一回まで通常開室時間中に「恐竜博2016」をご覧いただけます。ただし、本イベント参加前に本券を使用して「恐竜博2016」を観覧された場合は、本券は無効となりますのでご注意ください
ナゾ解きミュージアム in 恐竜博
全国で数々の宝探しイベントを手がける「タカラッシュ!」と「恐竜博 2016」がコラボレーション。閉館後の会場を使ってスペシャルな謎解きイベントを開催します。会場内に隠されたヒントを手がかりに、数々の謎を解き明かしながら、恐竜の秘密に迫ります。「恐竜博 2016」だから実現した魅力たっぷりの謎解きイベントをぜひ体験ください。
  • 開催日:4/30(土)5/1(日)5/3(火)5/4(水)5/5(木)5/7(土)の全6回 ※特別イベント「ナゾ解きミュージアムin恐竜博」は、大好評につき販売終了しました。
  • 開催時間:午後7時~午後9時30分(最終入場:午後8時30分)
  • 定員:各500名
  • 価格:一般・大学生2,500円、小・中・高校生1,500円
  • 発売期間:1/15(金)~売切次第終了
  • 販売場所:セブンチケットローソンチケットイープラスチケットぴあ
  • 企画協力:ラッシュジャパン
  • ※謎解きは所要時間60~90分を予定しています
    ※日時指定での販売となります。他の日程でのご参加・ご入場はできません
    ※公演時に音声ガイドの営業はありません
    ※小学4年生以上推奨
    ※未就学児は参加できません。ただし、保護者が同伴(有料)の場合、入場(無料)することは可能です。
    ※小・中・高校生のみでの入場はできません。保護者の方の同伴(有料)をお願いいたします
    ※常設展はご覧いただけません
    ※混雑時には、ご入場の待ち時間が発生する場合がございます
    ※本券を購入してナゾ解きミュージアム(以下本イベント)に参加できなかったご本人様に限り、本券持参で一回まで通常開室時間中に「恐竜博2016」をご覧いただけます。ただし、本イベント参加前に本券を使用して「恐竜博2016」を観覧された場合は、本券は無効となりますのでご注意ください

イベント・講演会

スペシャル講演会
「恐竜博2016」監修した当館の研究員が、恐竜研究の最前線を一挙公開した本展を総括するとともに、恐竜学の未来への展望を語ります。恐竜ファンだけでなく、展覧会をお楽しみいただいたすべてのお客様にお届けするスペシャル講演会にぜひご来場ください。
日時 6/6(月) 14:30~15:30(開場14:00)※終了しました
場所 国立科学博物館 地球館3階 講義室
参加費 無料
※受付時に「恐竜博2016」入場券(半券可)の提示が必要です。複数名で参加する場合、参加者全員の方について特別展「恐竜博2016」入場券の掲示が必要です
※前日までにすでに特別展「恐竜博2016」をご覧になった方は、当日、常設展入場券をご購入の上、特別展「恐竜博2016」の半券を持参して講演会会場の受付にお越しください
※質疑応答あり
定員 70名(先着順。希望者多数の場合は整理券を配布いたします)
講師 真鍋 真(「恐竜博2016」監修、国立科学博物館標本資料センター コレクションディレクター)
ギャラリートーク
本展の目玉展示のひとつであるティラノサウルスとスピノサウルスについての解説や、展覧会の見どころなどを当館の研究者が紹介します。
日時 5/18(水)、5/24(火)※終了しました
15:30~(15分程度を予定)
場所 特別展会場内(第4章「水中進出」ティラノサウルス前)
参加費 無料
※ただし、当日の「恐竜博2016」入場券が必要です。
定員 なし(会場内の混雑状況によっては入場を制限する場合があります)
講師 真鍋 真(国立科学博物館標本資料センター コレクションディレクター)
パウロ・ブリトーさん講演会
「恐竜博2016」でも展示されているシーラカンスや中生代魚類化石の世界的な研究者の一人であるリオデジャネイロ州立大学のパウロ・ブリトーさんの講演会です。
スピノサウルスの餌となったと考えられる化石シーラカンスや現生シーラカンスの肺に関する最新の研究成果をお話しいただきます。

※日本語通訳(逐次通訳)あり
通訳:籔本美孝(北九州市立自然史・歴史博物館)
日時 5/20(金)※終了しました
18:00~19:00(開場17:30)
場所 国立科学博物館 日本館2階 講堂
参加費 無料
※ただし、受付時に「恐竜博2016」入場券(半券可)の提示が必要です。
定員 100名(先着順。希望者多数の場合は整理券を配布いたします)
講師
  • ・パウロ・ブリトー氏(リオデジャネイロ州立大学准教授およびフランス国立自然史博物館客員研究員)
  • ブラジル、リオデジャネイロ生まれ。リオデジャネイロ連邦大学生物学士(1983年)、同大学地質学修士(1990)、1995年にフランス国立自然史博物館でアスピドリンクス目魚類の系統分類学的研究でPh.Dを取得。主に中生代の魚類と新熱帯区の魚類の起源と多様性について研究している。現在、北九州市立自然史・歴史博物館、フランス国立博物館、ポアティエ大学(フランス)、メキシコ国立大学、カサブランカ大学(モロッコ)と共同研究を行っている。
司会 真鍋 真(国立科学博物館 標本資料センター・コレクションディレクター 分子生物多様性研究資料センター長)
クライヴ・コイさん講演会2
大好評につき、「恐竜博2016」で化石クリーニング実演を行っているカナダ・アルバータ大学のクライヴ・コイさんの追加講演会を実施します。今回は、クリーニングに関するお話に加えて、アルバータ大学が所蔵している本展展示標本であるカスモサウルスの赤ちゃん化石についても語っていただきます。
日時 4/1(金)※終了しました
18:00~19:00(開場17:30)
場所 国立科学博物館 地球館3階 講義室
参加費 無料
※ただし、受付時に「恐竜博2016」入場券(半券可)の提示が必要です。(複数名で参加する場合、参加者全員の方について特別展「恐竜博2016」の入場券の掲示が必要です。)
※前日までにすでに特別展「恐竜博2016」をご覧になった方は、当日、常設展入場券をご購入の上、特別展「恐竜博2016」の半券を持参して講演会会場の受付にお越しください。
定員 70名(先着順)
講師
  • ・クライヴ・コイ氏(アルバータ大学 古脊椎動物学部上級技術者)
  • カナダ・エドモントン出身。アルバータ大学古脊椎動物学部の上級技術者。30年以上、研究や展示のために、多種多様な脊椎動物の化石の発掘やクリーニングに携わっている。カナダ・アルバータ州はもとより、モンゴルやアルゼンチンでも発掘に参加。泥だらけになって化石と格闘するのはもちろんのこと、世界中の研究者や学生たちとの交流も楽しんでいる。
ロナン・アランさん、ピエール・ラヴォーさん講演会
本展でも展示されているイクチオヴェナトル研究の第一人者であるロナン・アランさんと、ラオスでの恐竜発掘の記録などを担うイラストレーターのピエール・ラヴォーさんの講演会です。イクチオヴェナトルについての最新研究や、お二人の関わり方などをお話いただきます。ピエールさんには、イラストレーションの実演も行っていただきます。
日時 3/28(月)※終了しました
10:30~12:00(開場10:00)
場所 国立科学博物館 日本館2階講堂
参加費 無料
※ただし、受付時に「恐竜博2016」入場券(半券可)の提示が必要です。(複数名で参加する場合、参加者全員の方について特別展「恐竜博2016」の入場券の掲示が必要です。)
※前日までにすでに特別展「恐竜博2016」をご覧になった方は、当日、常設展入場券をご購入の上、特別展「恐竜博2016」の半券を持参して講演会会場の受付にお越しください。
定員 100名(先着順)
司会 真鍋 真博士(国立科学博物館 地学研究部生命進化史研究グループ長)
講師
  • ・ロナン・アラン博士(フランス国立自然史博物館)
  • 1974年、フランス生まれ。パリのフランス国立自然史博物館で爬虫類化石を研究している。ラオスでは、イクチオヴェナトルの初期の発掘から参加していて、イクチオヴェナトルの命名者のひとりでもある。
  • ピエール・ラヴォーさん
  • 1968年、フランス生まれ。イラストレーター。Mazan/マザンのペンネームで恐竜漫画『MIMO』シリーズを執筆中。ラオスでのイクチオヴェナトルの発掘にも参加し、発掘の記録や化石のイラストを担当している。
クライヴ・コイさん講演会
「恐竜博2016」第2会場のクリーニング・ラボで、化石クリーニングの実演をしていただいているカナダ・アルバータ大学古脊椎動物学部上級技術者のクライヴ・コイさんの特別講演会です。講演では、化石発掘の楽しさや魅力、クリーニング作業の醍醐味などを語っていただきます。
日時 3/18(金)※終了しました
18:00~19:00(開場17:30)
場所 国立科学博物館 地球館3階 講義室
参加費 無料(ただし、受付時に「恐竜博2016」入場券(半券可)の提示が必要です)
定員 70名(先着順)
講師 クライヴ・コイ 氏(アルバータ大学)
宮下哲人さん特別講演会
獣脚類恐竜研究の第一人者であるアルバータ大学のフィリップ・カリー博士に師事し、本展の図録制作にも携わっている宮下哲人さんの特別講演会です。高校から研究者を目指してカナダに移住し、現在もアルバータ大学博士課程の大学院生として世界各地のプロジェクトに参加する宮下さんが、恐竜の魅力や、恐竜研究の現在について語ります。
日時 3/11(金)※終了しました
18:00~19:00(開場17:30)
場所 国立科学博物館 日本館2階 講堂
参加費 無料(ただし、受付時に「恐竜博2016」入場券(半券可)の提示が必要です)
定員 100名
講師
  • ・宮下 哲人さん(アルバータ大学)
  • アルバータ大学博士課程在学中。当時ロイヤル・ティレル博物館に勤める学芸員だったフィリップ・カリー博士の著書をきっかけに、15歳で単身カナダに移住し、カリー博士のアシスタントとして高校・大学時代を過ごす。近年は研究生としてワシントン大学フライデー・ハーバー研究所(2010年)、ウッズ・ホール海洋生物学研究所(2013年)、フランス国立自然史博物館(2014年)、カリフォルニア工科大学(2015年~現在)などで経験を積み、古生物学と発生生物学の両面から脊椎動物の進化を研究している。
「恐竜博2016」開催記念講演会
「恐竜博2016」に展示されるスピノサウルス、パラサウロロフス、カスモサウルスの標本をそれぞれ所蔵しているミラノ市立自然史博物館、レイモンド・M・古生物学博物館、アルバータ大学に在籍する恐竜研究者を講師にお招きしての記念講演です。それぞれの分野の第一線で活躍する3名が、展示標本の解説や、専門分野の最新研究について語ります。※日本語通訳あり(逐次)
日時 3/8(火)※終了しました
13:00~15:30(開場12:30)
場所 国立科学博物館 日本館2階 講堂
参加費 無料(ただし、受付時に「恐竜博2016」入場券(半券可)の提示が必要です)
定員 100名
司会 真鍋 真博士(国立科学博物館 地学研究部生命進化史研究グループ長)
講師
  • ・クリスティアーノ・ダル・サッソ博士(ミラノ市立自然史博物館)
    ミラノ自然史博物館・古脊椎動物学研究員。イタリア、北アフリカ、レバノン、マダガスカルなどの恐竜、中生代の爬虫類を研究している。内臓などの軟組織が奇跡的に保存された恐竜の幼体として有名なスキピオニクスを研究、命名したことなどで知られる。また、2005年に吻部の新標本の研究を発表し、長年謎の恐竜とされていたスピノサウルスの再研究を始動させ、2014年の新しい全身骨格の復元、水生適応の解明に貢献した。
  • ・アンドリュー・A.ファーキ博士(レイモンド・M・古生物学博物館)
    レイモンド・M・アルフ古生物博物館学芸員兼コレクション長。化石産地で有名な米・サウスダコタ州出身。2008年ストーニーブルック大学にてPh.D. 取得。子供時代に家族でラピッド・シティにある恐竜公園にでかけて以来恐竜に夢中になった。特に角竜類をテーマにその行動生態を研究している。またスピノプスやアクイロプスの命名者のひとりである。
  • ・フィリップ・J.カリー博士(アルバータ大学)
    マギル大学でPh.D. 取得。ロイヤル・ティレル古生物学博物館の立ち上げから関わり同博物学芸員を長年務めた後、2005年よりアルバータ大学教授。元アメリカ古脊椎動物学会会長。カナダ王立協会評議員。獣脚類恐竜研究の第一人者である。1986年に始まったカナダ・中国恐竜プロジェクトの指揮をとって以来、アジアと北米の古生物学研究の橋渡し役として、国際化する恐竜研究の最前線に立ち続ける。時代を先取りした小型獣脚類の脳や歯の研究、1996年の羽毛恐竜の発見など大きな成果を挙げている。