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Dual Symposia: シンポジウム「旧石器時代のアジアにおける現代人的行動の出現と多様性」&第4回アジア旧石器協会(APA)日本大会

於:国立科学博物館 
2011年 11月26日-12月1日
主催

国立科学博物館    日本旧石器学会

資金助成

国立科学博物館    日本旧石器学会   
 日本学術振興会国際集会助成事業 日本万国博覧会記念機構

後援

日本考古学協会    日本第四紀学会    日本人類学会
INQUA Commission on Humans and the Biosphere

1.概要

締切り

参加登録・発表要旨締切り 2011年9月15日

会場・日程

国立科学博物館 講堂
 シンポジウム詳細はこちらからご覧頂けます
  • 11月26日(土) 受付・一般講演会・ウェルカムパーティー
  •     27日(日) APA (口頭発表、ポスターセッション)、 APA役員会
  •     28日(月) 遺跡巡検・検討会(沼津市文化財センター)
  •     29日(火) シンポジウム1日目(口頭発表)
  •     30日(水) シンポジウム2日目(口頭発表、ポスターセッション)
  • 12月 1日(木) シンポジウム3日目(口頭発表)

ウェブサイト

公式言語

英語

登録、問い合わせ先

シンポジウム事務局

M&J インターナショナル 新川 順子気付
〒241-0817
神奈川県横浜市旭区今宿1-35-17
FAX:045-361-9681
Mail: junko_nikkawa@99.catv-yokohama.ne.jp

2.第4回アジア旧石器協会日本大会(APA)

2008年に韓国、中国、日本、ロシアの4カ国でアジア旧石器協会 (APA)が設立されました。
2011年11月26・27日に第4回目の大会が日本の国立科学博物館にて開催されます。

テーマ 「アジアにおける近年の旧石器時代研究の進展」

小テーマ:
1. 更新世の古環境と人類
2. 行動戦略と石器製作技術
3. 古生物学と古人類学の調査研究
4. 現代人的行動の出現と多様性

日本大会 実行委員

委員長:

小野 昭(明治大学)

事務局長:

鈴木美保(明治大学)

実行委員:

阿子島 香(東北大学)
出穂雅実(首都大学東京)
海部陽介(国立科学博物館)
加藤真二(奈良国立文化財研究所)
佐藤宏之(東京大学)
諏訪間 順(小田原市)
野口 淳(明治大学)
宮田栄二(日本旧石器学会)

事務局:

門脇誠二(名古屋大学)
山岡拓也(首都大学東京)

3.シンポジウム「旧石器時代のアジアにおける現代人的行動の出現と多様性」

組織委員

海部陽介(国立科学博物館)
出穂雅実(首都大学東京)
小野 昭(明治大学)
佐藤宏之(東京大学)
Ted Goebel(テキサスA&M大学)

趣旨

 近年、"現代人的な行動"の起源とその内容が、人類進化をめぐる最重要の研究テーマの1つとなってきている。現在のところ、この問題について得られている知見の大部分は、ヨーロッパとアフリカにおける研究に基づいている(Mellers et al., 2007; Klein, 2009)。しかしながら最新の研究では、旧石器時代の現代人的行動は地域的に多様であったことが強く認識されるようになり、かつ"現代人的行動"とは何を指すのか、その定義そのものも議論の対象となっている(Henshilwood and Marean, 2003)。こうした中で、ヨーロッパ・アフリカ以外の地域における現代人的行動の証拠を例証・蓄積していくことが、ますます重要になってきた。
 東部アジア地域(東ユーラシア)は、人類の拡散史において、サフール(オーストラリア・ニューギニア地域)、アメリカ大陸、さらに太平洋の島々への進出の足がかりとなった、広大な地域である。本シンポジウムの目的は、この重要な地域における証拠を集め統合することにある。わずかな試みを除けば(海部, 2005; Barker et al., 2007; Hubgood and Franklin, 2008; Norton and Jin, 2009)、当地域における現代人的行動に関する検討は、これまでほとんど行われてこなかった。しかしこの状況は、必ずしも当地域における証拠や研究が少ないことを反映しているのではなく、一つにはそうした研究に関心が払われていなかったこと、そしてもう一つは、こちらのほうがより大きな理由なのだが、英語圏と非英語圏の間にコミュニケーションの壁が存在することに原因がある。
 我々は本シンポジウムが、東部アジア地域において何がわかっていて何がわかっていないのかを理解する場となり、さらに各地で将来におけるより効果的な調査研究が企図されるきっかけとなることを期待している。シンポジウムで対象とする地域は、シベリア、東アジア、東南アジア、インド、オーストラリアで、主要なテーマは以下の通りである。
  1. 後期更新世の古環境
  2. 現生人類拡散についての化石形態学・遺伝学的証拠
  3. 現代人的行動の考古学的証拠
  4. 現代人的行動の定義

プログラム

1日目

基調報告: 旧石器時代の現代人的行動
セッション1: 古環境と人の拡散・移動
討論

2日目

セッション2: 北・東アジアの現代人的行動
ポスターセッション
討論

3日目

セッション3: 南・東南アジアの現代人的行動
セッション4: オーストラリア地域における現代人的行動
討論

4.プログラム(仮)

日程表のダウンロード

タイトル 更新日 サイズ 種類 ダウンロード
デュアルシンポジウム 日程表 2011.08.17 78.3KB PDF PDF

5.予稿集要項

発表形式

A) APA大会

APA日本大会では口頭発表、ポスター発表、両方の発表者を募集いたします。口頭発表は15分以内です。発表要旨に口頭発表かポスター発表のどちらを希望するかを明記してください。発表要旨は大会実行委員(委員長:小野 昭)が査読し、口頭発表の希望が多数の場合はポスター発表への変更をお願いする場合があります。なお、最大で16本の口頭発表を予定しています。


B) 現代人的行動

約40名の招待講演者が口頭発表を行います。他の参加者によるポスター発表、また会場での聴講・討論への参加を歓迎します。

ポスター仕様

ポスターはAPA日本大会、シンポジウムの両期間を通して掲示されます。ポスターは縦120cm、横84cm以内の大きさでお願いします。固定のための道具はこちらで準備いたします。

発表要旨の提出について

発表要旨は下記の指示に従って、MS-Wordファイルで下記のアドレスに2011年9月15日までにe-mailで送ってください。
新川 順子宛(シンポジウム事務局)
junko_nikkawa@99.catv-yokohama.ne.jp

  • 登録用紙にて会議への参加申し込みを済ませていない人の発表要旨は受け付けられません。
  • テンプレート(Wordファイル)に従って、MS-Wordで要旨を作成してください。テンプレートのフォーマットは変更しないでください。提出された要旨はそれ以上の編集はせずに直接印刷します。
  • 発表要旨はタイトルや名前を含めてA4サイズの用紙1枚以内です。
  • 発表要旨は英語でタイトル、名前、所属も入れてください。図版、表は1枚以内に収まるように直接張り込んでください。
  • 発表要旨の最後に提出する要旨はAPAの口頭発表用かポスター発表用か、現生人類的行動シンポジウムのポスター発表用かを明記してください。

6.遺跡巡検・検討会

11月28日(月)に日帰りで遺跡巡検を行います。場所は富士山麓、沼津、愛鷹方面を予定。
参加料金は1万円(交通費、昼食、夕食込み)です。

7.登録

登録用紙(Wordファイル)を記入して、シンポジウム事務局へ2011年9月15日までにe-mailにて送付してください。(junko_nikkawa@99.catv-yokohama.ne.jp).
参加者は必ず登録が必要です。

登録料

登録料の支払いは 現金でお願いします。クレジット・カードは受け付けません。

A) APA日本大会のみ(26/27日)

5,000円

B) シンポジウム現代人的行動+APA日本大会(全日程)

15,000円
シンポジウム現代人的行動の参加者はAPA日本大会に参加しなくてもこの値段です。

登録受付

受付場所は国立科学博物館の1階に設置します。受付で会議グッズ、プログラム、発表要旨、名札、遺跡見学旅行チケットなどを受け取ってください。会場に入場する際には名札着用が必要です。

受付時間
11月26日(土) 10:00-17:00 11月29日(火) 8:00-17:00
11月27日(日)  8:00-17:00 11月30日(水) 8:00-17:00
11月28日(月)  終日閉鎖 12月1日(木) 8:00-12:00

8.宿泊

宿泊場所は参加者ご自身で確保してください。
後日、ホテルの割引サービスについてお知らせいたします。

9.一般講演・会議

一般講演(日本語通訳あり): 2011年11月26日(土) 13:30-16:30

ポール・メラーズ教授(ケンブリッジ大学)
ミハイル・V・シュンコフ教授(ロシア科学アカデミーシベリア支部考古学・民族誌学研究所)

10.展示

 シンポジウムの期間中、関連する考古遺物などの小規模な特別展示を企画しています。詳細については後日お知らせいたします。
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