動物の顔の特徴

 チンパンジー

 多様なサルの中から人類(ヒト)の系統につながる類人猿も出現したと考えられるが、現在、ヒトと、現生の類人猿であるチンパンジーやゴリラなどとの遠い共通の祖先と思われているのは、約3500万年前の漸新世に出現したエジプトピテクスである。この大昔の類人猿か、これに近い系統がさらに進化して、500〜400万年前頃、最初の人類であるアウストラロピテクス(猿人)が出現した。
 ここでは現生の類人猿の代表としてチンパンジーの顔を示す。四つ足(手?)で歩くニホンザルと比べてみるとその特徴がよくわかるだろう。一般に、類人猿では大脳がさらに大型化し、顎は逆に縮小している。この傾向は、完全に直立二足歩行を行い、手を自由に使うヒトになるともっと顕著になる。


展示頭骨標本(獨協医科大学蔵)


顔(イラスト・石井礼子)


生態(写真提供・学研イメージネットワーク)