動物の顔の特徴

 イヌ

 爬虫類から進化した最初の哺乳類は、約2億2000万年前の三畳紀後期に出現した。より強力な顎をもつと同時に、機能によって大きさや形が異なる歯をもつようになった。また、嗅覚が非常に良く発達し鼻腔が大きくなると同時に、外に突出する耳、すなわち集音装置としての耳介をもつようになった。これらはイヌなどの顔を観察すればすぐに理解できるだろう。


展示頭骨標本(獨協医科大学蔵)


顔(イラスト・石井礼子)


生態(写真提供・学研イメージネットワーク)