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インドの街角で売られていたこの万華鏡、インドへ行かれた方なら、どこかで見た形だと思うはず。筒のデザイン化された文様を見ると納得する。こんな形をしたロウソクがよく売られていたはずだ。
マーブルペーパーがシックなフランスの万華鏡。タータンチェックの万華鏡はもちろんイギリス製で、またイギリスでは、楽しいキャラクターがたくさん描かれたものも作られている。木製でちょっと無骨なのはドイツ製で、頑丈そうな感じがする。
中国のものはいかにも中国的な絵とデザインがほどこされている。「万物鏡」はレンズのついたテレイドスコープ、「花果筒」は花のように見える万華鏡だ。(テレイドスコープとは、望遠鏡(テレスコープ)と万華鏡(カレイドスコープ)が合体したもので、レンズを先につけ、風景を万華鏡映像にして見るもの。)“コンドルが飛んでいく”が聴こえてきそうな万華鏡は、南米エクアドルの織物が筒に巻かれている。
万華鏡もひとつの文化なら、そのお国柄が万華鏡に現れてくる。万華鏡を覗きながら、世界一周の気分である。
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