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光のサイエンスアート
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フーリエフィルム

 雪、ハートなどの単純な図柄をコンピュータを用いてフーリエー変換(画像の明暗を波に分解する手法)し、得られた位相分布を2値化し白黒のパターンとしてフィルムに焼き付ける。スライドはこのフィルムを使用したもので、点光源を見るとその周りに雪などの図柄が現れる。

 図柄が現れるのは、フィルム上の白黒のパターンによって回折した光が干渉し強め合って雪などの回折像を作るからである。この方法では光源に対して点対称の図柄しか再現されないが、近年改良されたフーリエフィルムは、位相分布を4値化してガラスにエッチングで多段型に整形したもので、点対称でないより複雑な図柄を再現できる。

協力:大日本印刷株式会社(DNP)


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