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第1部 化石芸術 〜18億年の生物の痕跡
アドルフ・ザイラッハー博士略歴

ザイラッハーチーム ザイラッハー博士は、1925年ドイツに生まれ、チュービンゲン大学で古生物学を学びました。
1957年から、フランクフルト大学、バクダッド大学など多くの大学で教鞭をとり、進化学の世界的権威・シンデボルフ教授の後を継ぎ、1964年に母校チュービンゲン大学の教授となられました。そこで同博士は二つの大きな共同プロジェクト「古生態学」と「自然界の構成」を開始し、古生物学に新たな分野を開拓し、建築学、機械工学そして哲学などの様々な分野の研究者をも含めて、進化を視野に入れた自然と人工の造形の原理に関する多くの基礎的研究を行いました。
 1991年にチュービンゲン大学を退官され、現在はアメリカのエール大学に客員教授として活躍されています。1999年2月に満74歳の誕生日の折り、博士を記念する論文集には、グールド教授(ハーバード大学)やバス教授(エール大学)など、多くの著名な地質学者から進化生物学者までが寄稿しました。本展覧会の基となった先カンブリア時代のエディアカラ生物に関する研究は、80年代に入って発表されるようになり、後生動物(Metazoa)の最初の記録であるという従来の説に真っ向から対立する新学説を提唱しておられます。1992年には、これまでの博士の業績に対して、スウェーデン王立科学アカデミーより、クラッフォード賞を受賞されました。現在も進化古生物学の第一線で活躍されています。


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