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カンブリア紀初期の謎の動物のはい跡化石。このはい跡の大きさもさることながら、二つの綾の間には蛇行するもう一つの跡があるなど、実に謎めいている。この痕跡を残した“体化石”が見つからないため、未だその正体はわからない。ただし、この痕跡を残した行動様式から、海底のたい積物の表面近くを餌を求めながら動き回った動物であることは確かである。また、現在の類似の生活様式をとる動物に比べ、餌の取り方は未熟であり、恐らくシュノーケルのような吻部を揺り動かしながら進み、バキュームクリーナーのように海底表面の栄養物を吸い込んでいたものと思われる。
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投げ縄
"Lasso Trail"(サンムクニテス)
スペイン中部産
カンブリア紀初期 |
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