ミヤマザクラ:国立科学博物館 植物研究部編


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ミヤマザクラ


Prunus maximowiczii Rupr.

 北海道から九州までの日本列島と日本海を取り巻くように朝鮮半島からウスリイー地力にかけてと千島列島から樺太に至る地域に分布する。北方では低山地にも生育するが、南下するにつれて亜高山帯により多く生育する。樹皮は紫褐色で、しばしば黒色を帯びる。若芽は開花時に大きく展開し、黄緑色である。花序は総状で、苞が果時まで宿存する。花弁は円形ないし卵形で、ときに先端が凹形となり、長さ約8mm、白色。萼筒は短い鐘状壷形である。花期は自生地で5月下旬から6月中旬である。


茨城県筑波山頂.
1973−5−21
茨城県筑波山頂.
1976−7−25
茨城県筑波山頂.
1976−7−25
茨城県筑波山(岩石上).
1974−5−19
茨城県筑波山(岩石上).
1974−5−19
茨城県筑波山(岩石上).
1974−5−19

写真撮影:川崎哲也


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