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マメザクラ
Prunus incisa Thunb. ex Murray
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富士山や箱根を中心とする山地に多いので、別名をフジザクラと云う.変種関係にあるキンキマメザクラはフォッサマグナの西縁以西の北陸から近畿、中国地方中部まで分布する。いずれも低木ときに小高木で、大木になることはない.萼筒はマメザクラでは鐘状筒形となり、キンキマメザクラでは細長い筒型となる。花弁は先端が凹形となる楕円形で、長さ約1cm、白色または淡紅紫色。葉は欠刻状重鋸歯縁で、斜上毛が多い。マメザクラの花期は自生地で3月下旬から5月上旬で、キンキマメザクラは4月上旬から5月上旬である。
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千葉県鋸山.
1975−3−21 |
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千葉県鋸山.
1975−3−30 |
写真撮影:川崎哲也
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