エドヒガン:国立科学博物館 植物研究部編


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エドヒガン

Prunus pendula Maxim. f. ascendens (Makino) Ohwi

 本州、四国、九州の日本列島から朝鮮半島の南部と北中部に分布する。和名は江戸彼岸の意で、この桜が東京方面で多く栽培されていたこと、彼岸のころに早くも咲いていたことによる。大木の樹皮は縦裂が目立つ。葉の側脈は13−15対である。花弁は長さ約1cm、かなり濃い紅紫色から純白色まで変異が大きい。萼筒の形が特徴的で、下部が球形にふくらみ、上部が強くくびれた壷形をしている。花や葉に斜上毛が多い。花期は東京で3月下旬、仙台、金沢で4月中旬、盛岡で4月下旬から5月上旬である。


埼玉県秩父.
1989−3−30
埼玉県北本市.
1990−3−22
埼玉県高中−平草.
1989−3−30
埼玉県高中−平草.
1989−3−30

写真撮影:川崎哲也


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