オオヤマザクラ:国立科学博物館 植物研究部編

かはくtop/研究活動top

 

 

オオヤマザクラ


Prunus sargentii Rehd.

 沖縄と九州を除く日本列島から朝鮮半島、ウスリー川流域南部及びサハリン南部に分布する。ヤマザクラと分布が重なる地域ではより標高の高いところに見られる。葉の裏面が白色を帯びると云う特徴がある。花序は散形状で、花柄が殆どない。芽の鱗片が著しい粘性をもつ。樹皮は紫褐色で、しばしばやや黒色を帯びる。花弁はふつう卵形で、長さ約1.5cm。花の色は紅紫色。和名オオヤマザクラは花や葉がヤマザクラより大きいところから命名された。花期は日光で4月下旬から5月上旬である。


栃木県中禅寺.
1988−5−17
栃木県中禅寺.
1988−5−17
栃木県中禅寺.
1988−5−17
栃木県中禅寺.
1984−10−11
栃木県日光湯元.
1984−10−11
北海道釧路空港.
1989−5−25
北海道松前第2見本園.
1978−7−10

写真撮影:川崎哲也

戻る

Copyright(C)1997-2004 National Science Museum,Tokyo All Reserved.