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| 学名 | Nitzschia fruticosa Hust. |
| 記載論文 | Abh. Nat. Ver. Bremen 34:349. f. 81-82. 1957. |
| よく使われてきたシノニム | Nitzschia holsatica , Nitzschia actinastroides |
| 大きさ | |
| 分類特徴 | 星形の群体を作るNitzschia属のプランクトン種である。Nitzschia holsatica Husteditと同定されることもあるが、Simosen (1987)が公表したHustedtのタイプ標本を見るとNi. holsatica は星状の群体を作るものの小形で別物であることが分かる。また、Nitzschia actinastroidesは、本種のシノニムとされている。 Fragilaria属の付着性種も類似した群体を作ることがあるので注意が必要である。殻の中央部で切れた葉緑体を確認することで、Nitzschia属であると区別できる。 ただし、葉緑体の形は固定サンプルでは変わってしまうこともあるので注意する必要がある。この様な群体を形成する種を同定するためには、カバーグラスに標本をたらし、強熱処理することで、群体の形を保ちながら微細構造を確認出来るプレパラートを作ることが出来る(図3)。 |
| 生態(浮遊・塩・季節) | 浮遊性 |
| 生態(分布・栄養段階) | |
| 生態(毒性・障害) | |
| 参考文献 | 渡辺ら (2005) 淡水珪藻生態図鑑 |
| 1 | Nitzschia fruticosa |
| 解説 | 両端の2つに別れた葉緑体の形からNitzschia属であることが分かる。 |
| 2 | Nitzschia fruticosa |
| 解説 | 両端の2つに別れた葉緑体の形からNitzschia属であることが分かる。 |
| 3 | Nitzschia fruticosa |
| 解説 | カバーグラス上で灰化して群体の形態を残しながら、殻構造を見たところ |