淡水浮遊性藍藻データベース

Freshwater Planktonic Blue-Green Algae Database

Cyanogranis sp.

産 地 茨城県霞ヶ浦
目 名 シネココックス目
解 説 藻体は細胞が密に集合した群体を形成する。群体は球形、半球形ないしカップ形、または間隙のある球形、幅24-40µm。 細胞は青緑色ないし灰緑色、ほぼ球形、分裂直後は半球形、幅約1µm、ガス胞をもたない。群体の周囲部にある数個の細胞に鉄化合物が沈着し、その部分だけ鉄色になっている。浮遊性。細胞の大きさは以下の2種に近いが、いくつかの点で差異が見られる。 Cyanogranis ferruginea (Wawrik) Hindákと細胞の大きさは近いが、群体の径が2-3倍である点で異なる。 Cyanogranis irregularis Joostenに比べ群体内での細胞の並び方が密であること、また群体が不定形ではなく外縁部が明瞭である点で異なる。
Cyanogranis sp. Cyanogranis sp.

上の2つの写真は同じ個体

Cyanogranis sp. Cyanogranis sp.