自己紹介
植物に含まれる化学物質、特に「花の色を表現する色素」に焦点を当てて研究をしています.
研究対象にしている植物はケシ科のメコノプシス属・Meconopsisに分類される植物たちです.
メコノプシス属は、約200種が知られていて、そのすべての種がヒマラヤおよび中国奥地という限られた地域の標高が3000mを超えるような高山帯を生活場所としています.
メコノプシスの花色には、おおまかに青〜紫〜赤、黄、白があり、多様性に富んでいます.
その中でも青いメコノプシスは「ヒマラヤの青いケシ」と呼ばれ、「究極の青」などと形容される魅力的な色をしています.
しかし、それらの花色がどのような色素によって発色しているのか、いまだ不明のままです.
人を惹きつけるその色の正体は何なのか、興味の赴くままに明らかにしたいと思います.
研究業績
<国際学会(ポスター)>
Yokoyama. K.,Y. Murai, H. Ikeda. R. Yangzom, T. Iwashina, 2015.Flavonol Glycosides from
the Flowers of Meconopsis paniculata as Yellow Pigments.ISPSA,Tokushima, Japan.
<国内学会(口頭)>
横山和卓・村井良徳・池田博・Rinchen Yangzom・岩科 司,2015.メコノプシス属数種の花及び葉のフラボノイド成分.第79回日本植物学会,新潟.
横山和卓・岩科司,2014.メコノプシス・パニクラータ(Meconopsis paniculata)の黄色花の花色構成成分.植物色素研究会第26回集会,愛媛.
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