Student Life

学生は基本的に国立科学博物館植物研究部にて研究を行い、授業は各所属大学へ受講しに行きます。
連携大学院のため学部生はおらず、様々な大学出身の修士・博士課程の学生が集まっています。また他大学の学生や留学生、研究員など外部から実験にくる人も多く、たくさんの人との繋がりがあるとてもオープンな研究室です。

国立科学博物館植物研究部では毎月学生を含めた研究員同士の内部向けセミナーを開催しており、研究者の方々からの的確なアドバイスや叱咤激励、様々な研究の話を聞くことができ、自身の能力向上にはうってつけの環境が整っています。さらに国立科学博物館動物、地学、人類、理工学研究部とも交流があり、連携大学院ならではの刺激に溢れています。

右のロゴは昨年研究室で作成したもので、本研究室に所縁のある植物たちを一つに寄り添うようにまとめたものです。このロゴのようにとても仲の良い研究室です。

Experiment

本究室で行う実験は大きく分けるとフラボノイドの化学分析、DNAなどを用いた分子系統解析、染色体構造に関する細胞学的実験の3つに大別され、各自のテーマに沿った研究を行っています。

フラボノイドの化学分析
・様々な植物種からフラボノイドを単離し、その構造を特定する
・赤、青、黄色のような様々な花色の発現の仕組みを解明する
・植物が化学物質を応答させる環境条件を明らかにする   など

DNAなどを用いた分子系統解析
・各地で採取した植物や標本等からDNA配列を読み、植物種の分類や系統地理学的な研究を行う

染色体構造に関する細胞学的実験
・植物における染色体の数や特徴などを決定し、分類指標とする


Field Work

野生植物を研究材料とすることが多い本研究室では、サンプル採集のためにとにかくフィールドワークへと出かけます。
多い学生では年間の3分の1以上をフィールドで過ごします。

調査先は国内外問わず、熱帯から亜寒帯、海岸から高山までどこへでも。異なる地域、異なる生育環境で生きている植物たちの見せる顔は多種多様。

実際にその場で生きている植物を見て感じることはおそらく植物学において一番大事なことだと思います。
その先にしか見えてこない世界は確実に存在しています。

ぜひあなたも一緒にフィールドに出かけてみませんか。




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