巡回展「WHO ARE WE 観察と発見の生物学」

概要

国立科学博物館では、およそ495万点ほどの膨大な標本を有していますが、その多くは収蔵庫に保管され普段は公開されていません。本展覧会は、その収蔵庫の中から世界屈指の動物標本コレクションとして知られる「ヨシモトコレクション」を中心に、選りすぐりの哺乳類などを紹介するものです。
テーマは「観察の眼、発見の芽」です。“声なき標本たち”の姿を通して、見つめる眼(観察)と見つける眼(発見)を育み、他の動物との意外な共通点、私たちの日常とのつながりなど、標本にまつわる学びや問いを発見することができる展示となっています。

ヨシモトコレクションとは?

1946年から1995年にかけて世界中からハンティングによって得られた標本群です。ハワイ・オアフ島のW.T.ヨシモト財団より、国立科学博物館へ寄贈されました。哺乳類・鳥類・爬虫類の標本412点からなり、多くは全身が剝製として残されていて、現在では調査が困難な地域の標本も多数含まれており、きわめて学術的価値の高いものです。

開催スケジュール

 開催が決定次第、ご案内いたします。

これまでの開催情報

京都府京都市勧業館 みやこめっせ こども科学博2023

  • 開催期間:2023年8月4日(金) ~ 2023年8月6日(日)
  • 主催:公益財団法人稲盛財団
  • ▸[詳細ページ]

石川県金沢21世紀美術館

  • 開催期間:2023年1月27日~ 2023年2月8日
  • 主催:国立科学博物館
  • ▸[詳細ページ]

東京都国立科学博物館

  • 開催期間:2022年8月5日~ 2022年10月10日
  • 主催:国立科学博物館
  • アートディレクション:
    日本デザインセンター三澤デザイン研究所
  • ▸[詳細ページ]
    ▸[VRページ]

大分県大分県立美術館

  • 開催期間:2021年7月22日~ 2021年9月12日
  • 主催:大分県立美術館
  • アートディレクション:
    日本デザインセンター三澤デザイン研究所
  • ▸[詳細ページ]

紹介メディア

  • 雑誌
    NEIGHBOR Vol.584(2022年10月1日発行)
    BRUTUS No.974(2022年11月15日発行)
  • WEB
    国立科学博物館と三澤デザイン研究室が共同開発した巡回キット「WHO ARE WE 観察と発見の生物学」関係者インタビュー(※外部リンク『TECTURE MAG』)
    インタビュー前編
    インタビュー後編
  • ラジオ
    J-WAVE「GOOD NEIGHBORS」(2022年8月23日放送)
    学術監修の動物研究部 川田 伸一郎研究主幹が出演

巡回キット「WHO ARE WE 観察と発見の生物学」の特徴

全国の多様な施設への貸出

科学系博物館だけでなく全国の美術館や商業施設など多様な施設での開催が可能です。 全国の様々な施設で、来場者が標本に出会い、驚きや発見を体験する機会を創出していきます。

「発見の体験」をする展示

まっさらな視点で観察をしてもらうため、あえて剝製の周辺には情報を置いていません。剝製だからできる観察、剝製だから生まれる発見を通して、自分なりの気づきが浮かび上がるかもしれません。

展示体験フロー

展示体験フロー図◎目の前の剥製を観察。◎引き出しを閉じている状態で展示。◎引き出しを開けると観察のヒントが。◎ふたたび剥製を観察。

※感染状況や混雑状況により、引き出しの開閉ができなくなるなど、体験方法を変更する場合があります。予めご了承ください。

展示面積

300m2

展示構成

島什器11台、剥製14体(ヨシモトコレクションの剝製12体)

受賞

概要資料ダウンロード

概要資料(PDF: 876KB)

主催・協力

主催:国立科学博物館

企画・編集デザイン:日本デザインセンター三澤デザイン研究室

学術監修:国立科学博物館 動物研究部 脊椎動物研究グループ 研究主幹 川田 伸一郎

巡回展「WHO ARE WE 観察と発見の生物学」の
貸出に関するお問合せ

国立科学博物館
科学系博物館イノベーションセンター 展示開発担当
Email: junkaiten@kahaku.go.jp