海の自然史学的研究

大学パートナーシップ&お茶の水女子大学 連携事業(令和7年度)
沿岸に生息する海産動物に焦点を当て、形態や発生の観察等を通して、生物多様性の実体を解明する手法を学びます。今年度は、お茶の水女子大学湾岸生物教育研究所(千葉県館山市香11)に宿泊して実施する予定です。

主な実習内容
| 1 | 多様な環境(岩礁、砂泥底、海中など)に生息する海産動物の採集法 |
| 2 | 自然史博物館の活動、研究用標本の作製や保存法 |
| 3 | 新口動物の比較形態学 --- 棘皮動物、頭索動物(ナメクジウオ) |
| 4 | 海産動物の生活史 --- ウニをモデルに幼生から五放射体制の成体へ |
| 5 | 頭足類の腎嚢にみられるニハイチュウ(二胚動物門)の生活史と形態 --- 頭足類の解剖と寄生虫の生活史 |
| 6 | 甲殻類の分類学的研究 |
| 7 | 魚類の系統分類学と形態学 |
| 8 | 相模湾の深海性生物 --- 特にフクロウニ、ガラス海綿、および、ウミユリ類について(講義) |
担当教員
清本 正人、宇田川 澄生(お茶の水女子大学 湾岸生物教育研究所)並河 洋、中江 雅典(国立科学博物館 動物研究部)
雨宮 昭南(東京大学)、大土 直哉(東京大学大気海洋研究所)、古屋 秀隆(大阪大学)
実施日程
令和8年3月23日(月)~3月27日(金)※初日は13時30分集合、最終日は昼食後に解散です。
対象学生
国立・公立・私立大学の自然科学系に所属する大学院生国立・公立・私立大学の生物学関連学科に所属する学部学生
募集定員
20名(国立科学博物館 大学パートナーシップ入会校枠を設けています)申し込み
※国立科学博物館では申込みの受付けは行いません。
受講希望者は、所属大学の学務・教務担当を通じて、直接、お茶の水女子大学学務課(理学部担当)へ必要書類を提出し、申し込んでください。また、書類提出とは別に、E-mailによる受講の希望理由の提出が必要です。受講希望者本人から、お茶の水女子大学指定のメールアドレスへ直接送信して下さい。
申込み方法の詳細は、お茶の水女子大学から各大学へ送付されている募集文書をご覧いただくか、お茶の水女子大学 湾岸生物教育研究所ウェブページ「公開臨海実習(令和7年度、2025年)のお知らせ」(リンクを新しいタブで開きます)をご覧ください。
(※本連携事業に該当するのは、「海の自然史学的研究」(令和8年3月実施分)です。)
応募締切:令和7年12月15日(月)(必着)
受講の可否は、お茶の水女子大学から受講希望者本人と所属大学に通知されます。
その他
※お茶の水女子大学の特別聴講学生としての参加となります。(「公開臨海実習(2単位)」履修相当。所属大学の単位として認定されるかどうかは、所属大学学務・教務担当に確認してください。)※参加費用として、湾岸生物教育研究所までの往復交通費と、滞在費(食事込み)で1日2,000円程度が必要です。
※所属大学で、学生教育研究災害傷害保険(もしくはそれに相当する保険)に加入していることが必要です。
お問い合わせ
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