今にも動き出しそうなリアルなはく製の表情や、骨格標本の神秘的な美しさ・・・。その機能性に富んだ身体だけでなく、様々な色やかたち、毛並みや角のかたちのユニークさなど、多種多様に進化した哺乳類のバリエーションの多さには驚かされます。最近、骨をテーマとした写真集が話題を呼び、また、骨の展覧会が相次いで開催されるなど、動物の骨格や標本を美術や哲学的な視点から見直すことが静かなブームになっています。200種以上約280点の標本が集まる本展で、至近距離から自然の生んだ驚異の身体デザインをご堪能ください。