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世界遺産ナスカ展 国立科学博物館
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第1部 ナスカ−砂漠からのメッセージ  
2・・・暮らし  
 
 
 乾燥したペルー南部海岸地帯では水の有効利用が死活問題でした。人々は肥沃な土壌を求めて、海岸から内陸へ入った河谷周辺で灌漑農業を営み、マメ、トウモロコシ、トウガラシ、ジャガイモなどアンデス原産の植物を中心にさまざまな作物を栽培していました。
 また、投石器、石のついた投げ縄、棍棒、槍などを使い、野生のグアナコ(ラクダ科)やシカを狩り、網を使った漁を営み、海岸ではアザラシやラッコ、海鳥を捕獲していました。主要な家畜はラクダ科の動物リャマで、荷物の運搬の他、毛、肉を利用していました。
 また、交易によって、東どなりの火山地域産の黒曜石や、北方のエクアドル海岸産のスポンデュルス貝とサル、北や東の熱帯雨林産の鳥の羽根などの品々を手に入れていました。
 ここでは、ナスカ人の日常風景を紹介します。
つながれたリャマ
ペルー文化庁・ペルー国立
考古学人類学歴史学博物館
撮影 義井豊
 
 
 
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