ルーシーと私の楽しむカガクの時間 ミュージアムでカガクを楽しむ女子中高生のためのイベントを開催!

インタビュー

マリンワールド海の中道
展示部魚類課
太田 早智さん

マリンワールド海の中道 展示部魚類課 太田 早智さん

中学生の頃

小さい頃から、そろばん、算数が好きでしたが、文章は苦手でした。シャチのショーを見たことがきっかけで、シャチのトレーナーに憧れました。中2の頃、国語の作文で、そのことを書いています。数学と生物は中学になっても得意でした。何をしたら近づけるの?水泳?色々考えましたが、部活はバスケットをやっていました。

高校生の頃

高校2年生になった頃、文理の選択で、やはり文系が苦手だったので、理系に進みました。理科の選択は生物を選択しました。夢を実現するにはどうしよう?と考えて、大学に進学?とも思いましたが、夢に直結する事が学べる専門学校を目指しました。

専門学校の頃

ドルフィントレーナーのコースで学びました。その頃、実習で、様々な体験をしました。ホエールウォッチングツアーに参加し、北海道でアザラシの野外調査に参加しました。そういった仕事も良いな、と思いましたが、なかなか難しさもあり、イルカに関われる仕事を目指しました。その他、実習では水族館に5つも行くことができ、さまざまな動物や魚などに関わることができました。初めはイルカ!一筋に考えていましたが、総合的に生き物に関わる水族館という施設を考えるきっかけにもなりました。

現在の所属

マリンワールド海の中道 展示部魚類課

専門分野について

魚類課には13人スタッフがいます。水族館の各エリアをそれぞれ2〜3人で受け持ちます。水族館内の様々な魚類の展示の装飾や解説を準備しますが、種類ごとに生態など、見て欲しいポイントがあります。それをよく見てもらうには、どうしたらいいの?といつも考えて工夫します。お客さんが、そのポイントをじっくり見てくれているかどうか、様子を見て、調整することもあります。資格としては、潜水士とダイビングの資格を持っています。生き物の訓練や掃除やショーを行う上で必要なのです。

仕事の大変なところと楽しいところを教えてください

水族館は華やかに見えますが、生き物の死ぬのを目のあたりにして悲しいこともあります。プロとしてしっかり受け止めて、次に活かすことをしっかり考えないといけないことも。一方で、生き物と触れあえる飼育員しか、なかなか見られない生態があります。それが見られるのは嬉しいです。ただ、それをできるだけお客様に見ていただけるように、展示の工夫を日々行っています。今度は大きなエビの抜け殻で触角を伸ばして展示して、背比べができるように目盛りをつけています。自分と比べてじっくり観察してみてください。

理系に興味がある女子中高生のみなさんへのメッセージ

理系をあまり深く意識はしていませんでした。理系を難しく思う人も多いですが、私の場合、生物が好きだったので、その点を頑張りました。難しく考えなくていいのではないでしょうか。好きな内容に向かって進むことを考えてみると良いかもしれません。

マリンワールド海の中道 http://www.marine-world.co.jp/
マリンワールドは「対馬暖流」を展示テーマに、350種2万点の海の生き物を、映像、音響機器、水中カメラなどバラエティ豊かな展示方法で楽しく学べる海のおもしろ科学館です。

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