ルーシーと私の楽しむカガクの時間 ミュージアムでカガクを楽しむ女子中高生のためのイベントを開催!

インタビュー

富山市科学博物館
学芸員
増渕 佳子さん

富山市科学博物館 学芸員 増渕 佳子さん

中学生の頃

理科の授業で、寒冷前線・温暖前線の違いを図で説明してもらった時に、「身近な自然現象がこんな風に簡単な図で説明できてしまうんだ!」というのが、目から鱗でした。社会は苦手でしたが、あとはどの教科も好きでした。

高校生の頃

文系・理系の選択で悩んでいる頃、化学の先生が授業中に「太陽の温度ってどうやって測るのだろうね?」と言ったのですが、その質問にものすごくワクワクし、宇宙や地球に興味をもちました。

大学生の頃

色々な場所にでかけられるから、という気楽な理由で、フィールドワークがメインの講座を選びました。授業で九州〜北海道、ハワイなど、多くの場所に出かけ、地層の観察などをしました。

現在の所属

富山市科学博物館 学芸課(岩石担当)

専門分野について

県内の様々な時代・種類の岩石を収集したり、河川礫の調査を行っています。そして、多くの方に科学の楽しさを知って欲しいので、身近な川の石を楽しく発展的に学べるような教材を作成したり、一般の方向けの行事を企画・運営をしたりしています。

理系でよかったと思うことはなんですか?

「損か得か」とか「良いか悪いか」ではなく、「知りたい!」とか「ワクワクする!」という好奇心・探究心で物事に向かい合うことができるということかな、と思います。そういう価値判断で仕事が出来るのはとても幸せなことだと思いますし、そのうえでそれが更に人の役にたつことがあれば、いうことありません。

理系に興味がある女子中高生のみなさんへのメッセージ

研究は「わからないことを調べていく作業」なので、まさに暗中模索で大変なときもあります。それでも一生懸命続けていると、ある日視界が開ける瞬間というのがやってきます。それは、本当に気持ちがいいものです。皆さんも「結果を残そう」とか難しいことを考えず、好きだな、楽しいなと思うことをやり続けてみて下さい。

富山市科学博物館 http://www.tsm.toyama.toyama.jp/
富山県は−1000mの深海から、3000mを超える北アルプスまで、非常に多様な自然環境が揃っています。富山市科学博物館では、そんな自然環境のうらにある科学の法則や、多様な動植物・大地の成り立ち、そこに生きる人々の自然との関わりを紹介しています。

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