★★★★★ 第4弾イベント報告 ★★★★★
理系の分野で活躍している女性研究者やスタッフと紅茶とプチケーキを頂きながら、気軽にお話ができるイベントでした。まず始めに、特別講師の花王株式会社ビューティケア研究センター研究員の三枝さんと山本さんに、ハンドソープの開発や毛髪測定など、日々の仕事としての研究についてお話しいただきました。その後、各テーブルで、プチケーキと紅茶を頂きながら、様々な専門の女性研究者と直接話をしました。花王株式会社研究員のお二人に加え、植物の研究員の堤さん、鳥類の研究員の岩見さん、魚類の研究員の高田さん、建築の研究員の湯本さん、科学博物館研究内容広報の西村さんから理系の仕事について、日頃の疑問や理系進路について和やかな雰囲気の中、トークしました。
1)まず、花王株式会社ビューティケア研究センターの研究員の三枝さん、山本さんから、幼い頃から中学生、高校生の時の話、そして現在お仕事で行っている研究について、スクリーンの写真を見ながらお話を聞きました。
2)Teatimeの各テーブルのアドバイザーとして、花王株式会社研究員の方2名の他、国立科学博物館の鳥類の研究、動物の研究、建築物保存の研究、サイエンスライティング、植物の研究を行っている女性研究員・スタッフが着席。 直接いろんな話が出来る時間です。
3)アドバイザーの研究者といっしょに、プチケーキと紅茶を頂きながら、理系進路についてのアドバイスや理系の研究や仕事について話しました。リラックスした雰囲気で話も弾みます。Teatimeの前半と後半でアドバイザーがチェンジ。より一層いろいろな話が聞けたのではないでしょうか?
4)今回のイベントは、展示を見下ろせるレストランが会場で、リラックスして女性研究者と話ができる空間となりました。イベント第1弾、第2弾について紹介したパネルも見学出来ました。コメントはハートの付箋に記入して貼り付け、イベント終了です。
三枝千尋さんのプロフィール 研究紹介 |
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中学生の頃:本を読むのが大好きで、特に宮沢賢治が好きでした。大学は文学部で日本文学かな、となんとなく思っていました。 高校生の頃:数学や物理に興味を持ち、理系の進路を考え始めました。化学は苦手だったけど、化学系に進むことを決意。 大学生の頃:高分子化学を専攻し、研究室では合成→解析の繰り返し。地道ですが良い結果が得られたときの達成感は忘れられません。 現在:花王株式会社 ビューティケア研究センター 総合美容技術研究所生活美容研究室 研究員 専門分野について:消費者の皆さんと実際にお話し、髪の毛がどのような状態になっているかを解析することで、製品を作る人と一緒にヘアケア製品に必要な技術を考えています。髪の毛に対する考え方も、髪の毛の質も国や文化によって様々で面白いです。 |
三枝さんに聞きました! 理系でよかったと思うことはなんですか? 何かを発見する喜びは、理系の面白さのひとつだと思います。大きなことでも小さなことでも、あ、これってこういうことなんだ!と気づく瞬間は何事にも代えがたいです。世界にはまだ解明されていないことがたくさんあって、それを多くの研究者が一つ一つ研究している…力を合わせて大きな謎解きをしているような感覚です。 |
三枝さんから理系に興味がある女子中高生のみなさんへのメッセージ ![]() |
山本奈緒子さんのプロフィール 研究紹介 |
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中学生の頃:数学は好きでしたが、理科には興味が全くありませんでした。なぜなら、虫が大嫌いだったからです。 高校生の頃:化学の「目には見えない世界で起こっている神秘さ」にどんどん惹かれていきました。ただ実は、化学の道を歩むか女優の道を歩むか悩んだ高校生活でした。 大学生の頃:化学の先生になることを目指して、ひたすら勉学に励んだ・・・と言うのは若干大げさで、一方ではテニスサークルにどっぷり浸っていました。 現在:花王株式会社 ビューティケア研究センター ケアビューティ研究所第3研究室 研究員 専門分野について:日常生活において皆さんが毎日使われているボディシャンプーを作っています。研究内容は、お料理の味のバランス調整と似たようなものです。一つ一つの原料の役割を把握することと絶妙なバランス調整を研究し続けています。 |
山本さんに聞きました! 理系でよかったと思うことはなんですか? 本はいつでも誰でも手に取って読み、感動を味わうことができます。一方、理系の実験はいつでも誰でもが出来るものではありません。つまり、他の人が味わえない感動や経験を日々味わえる点、これが一番良かった点です。あとは、家事、特に料理の手際が良くなり、いい奥さんになれた?点。 |
山本さんから理系に興味がある女子中高生のみなさんへのメッセージ ![]() |
↓参加したみなさんが貼り付けてくれたハートの感想です。