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1月21日
DBは人のためならず
植物標本用に改良したLightboxを使用し、PC上でリモート撮影を行う様子
総合研究の成果の一環としてミャンマー産植物標本の一部を「
ミャンマー標本データベース
」で公開を始めました。標本用に改良したLightboxで撮影し、高解像度で公開しています。多様な植物のインベントリーでは、属はおろか科さえも不明な標本も採れます。このデータベース(DB)は、閲覧者が自身の同定結果をウェブ上で標本に反映することができます。公開とともに海外の研究者たちから次々と結果が届き、これまで50点以上の標本に学名がつきました。DB化は、情報発信や社会還元など、あたかも一方向性のサービスのように見えますが、実は発信側にこそメリットがあるのです。近々、このDBでは、生態写真やDNA情報も発信する予定です。
(植物研究部:田中伸幸)
1月14日
液浸標本の整理
足が8本ある豚の胎児標本。液浸標本棚の奥深くから発見された
2020年はコロナ禍のために予定していた調査もすべてキャンセルとなり、筑波研究施設で引籠り生活をしていたので、普段手を付けられなかった収蔵スペースの整理を行うことにした。液浸標本庫はまさにその場所で、埃にまみれて科博150年の歴史が詰め込まれた標本瓶を仕分けして、棚に配置することができた。中には明治時代に収集された足が8本あるブタの胎児だとか、不明だったタイプ標本の一部だとか、お宝発見もあり、こういう時間も大切なのだなと感じた。
(動物研究部:川田 伸一郎)
1月7日
日本天文遺産の認定
オンラインで行われた日本天文遺産の認定証贈呈式
日本天文学会では、天文学的な視点で歴史的意義のある史跡・事物を対象に日本天文遺産の認定を行っています。毎年9月末を〆切に会員から推薦を募り、その中から選考委員会が最終候補を選んで、3月の学会(春季年会)で認定証の贈呈をしています。私はその委員会の委員長を務めているのですが、昨年は新型コロナウィルス感染拡大防止のためにその学会を開くことができず、やむをえず9月にオンラインやそれぞれに出向く等の形で贈呈を行いました。
現在、この春の天文遺産の最終選考を行っているところですが、残念ながら次の贈呈式も再びオンラインで行うことになりそうな情勢です。この流行が早く収束することを祈るばかりです。
(理工学研究部:洞口俊博)