有賀 暢迪 Nobumichi ARIGA
氏名 有賀 暢迪
所属 理工学研究部 科学技術史グループ
学位 修士(文学)
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研究分野

専門分野は科学史。特に、【物理学・数理科学の歴史】と、【近現代日本の科学技術史】という2つの領域で研究を行っています。

また、物理学を中心として、【科学研究資料の保全】にとても関心があります。つまり、科学者および研究機関にかんする歴史資料を後世に遺していく、ということです。

研究内容

興味関心は多岐にわたりますが、現在は主に次の4つを手掛かりとしつつ、科学史の大きな流れを捉えたいと考えています。

■古典力学の歴史
主として18世紀のヨーロッパを舞台に、今日の理工学の基礎となっている力学の原理や概念がどのように形成されたかを研究しています。大学院修士課程以来の研究テーマです。

■計算科学の歴史
コンピュータは科学研究や技術開発をどう変えてきたかということに興味があります。これまでは主に、気象学(気象予報)の初期の事例を調べてきました。

■明治期における西洋科学の導入
物理学をはじめとする西洋の科学知識や教育・研究制度が、日本でどのように受容されたのかを考察しています。その過程を欧米での史的展開と接続していくことが課題です。

■戦後の「技術革新」の諸相
「技術革新」という言葉で語られてきた戦後日本の科学技術の発展について、これをめぐる言説や表象に着目することにより、再検討を試みています。

このほかに、国立科学博物館の所蔵する科学者資料のうち、長岡半太郎(物理学者、1865-1950)や矢田部良吉(植物学者、1851-1899)といった人物の資料の再整理を進めています。

ひとこと

大学院で科学史を専攻したあと、2013年に科博の研究員になりました。<歴史を通じて科学を考える>ことと、<科学・技術・産業を通じて歴史を考える>ことの面白さ・重要さを、多くの方に知っていただけたらと思います。

また、当館では、国内で行われた重要な科学研究にかんする資料(機器、データ、ノート、書類、その他もろもろ)の保全に取り組んでいます。捨てる前にぜひ一度、ご相談ください。