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星雲や星団の名前の頭についているMやNGCはどんな意味ですか?
「すばる」とはどのような星ですか?
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オリオン座の三つ星の下にぼうっと見える光は何ですか?
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ドーナツ形の星雲があるって本当ですか?


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星雲・星団編
星雲や星団の名前の頭についているMやNGCはどんな意味ですか?
 テレビ番組のヒーロー、ウルトラマンのふるさと「ひかりのくに」は、M78星雲にあるそうです。しかし、このM何番という番号、これはウルトラマンの世界だけの空想の番号ではありません。実際に星の本をみると、たくさんの星雲や星団に、頭がMで始まる番号の名前がついていることがわかります。Mとはいったい何を表すのでしょうか? そして、この番号はどのようにしてつけられたのでしょう?
 18世紀のフランスの天文学者メシエは、1759年ハレーの予言していたハレー彗星の回帰を観測して以後、彗星の発見を15年間もほとんどひとりじめしていたほどのすばらしい彗星観測家です。彼は彗星の観測ばかりではなく、星雲や星団も熱心に観測していました。というのは、星雲や星団は彗星と見まちがいやすいので、彗星の発見をするのにあたって、前もってその位置などをよく知っておく必要があったからです。
 メシエは観測した100個あまりの星雲星団を、1781年カタログにして発表しました。 このカタログはメシエカタログとよばれています。Mというのはメシエの頭文字で、その後につく番号は、このカタログの番号なのです。いちばんはじめにのっているのは、おうし座のかに星雲です。したがって、かに星雲はM1ということになります。そのほかの有名な星雲星団では、アンドロメダ座の大星雲がM31、オリオン座の大星雲がM42、プレアデス星団がM45となっています。ただし、ペルセウス座の二重星団のように、明るい星団でカタログにのっていないものもあります。また、メシエカタログは、パリからの観測をもとにして作られたため、パリから見えない南天の星雲星団は含まれていません。
 1888年デンマーク生まれのアイルランドの天文学者ドライヤーは、7840個の星雲星団を集録したニュー・ジェネラル・カタログ(略してNGC)を発表しました。NGC何番というのは、このカタログの番号です。かに星雲M1は、NGC番号では1952、アンドロメダ座の大星雲M31はNGC224にあたります。NGCは、その後追加されたインデックス・カタログ(略してIC)とあわせて、現在もっとも基本的な星雲星団カタログとして使用されています。
宇宙の質問箱

オリオン座のM78星雲
写真:オリオン座のM78星雲
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おうし座のかに星雲 M1
写真:おうし座のかに星雲 M1
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