博物館が収集した自然物や科学技術の産物などの「モノ」は、自然物は「標本化」という手順を、科学技術資料は整理や修復などの手順を経てはじめて、標本や資料として研究・展示に活用され、長期保管が可能となります。

本展では、標本とは何か?に始まり、あまり知られていない標本づくりの「技(ワザ)」を、国立科学博物館の動物・植物・地学・人類・理工学の5研究部ごとにご紹介します。

標本づくりの技を習得した者はまさに職人と呼ぶに相応(ふさわ)しく、職人たちと標本づくりの質が標本の生命を左右します。職人たちによって作られた数々の標本に加え、標本づくりの技や道具類も数多く展示します。また、標本づくりの作業現場も再現しました。まるで博物館のバックヤードにいるような臨場感をお楽しみください。

※本展は、博物館のウラ側を描く人気漫画『へんなものみっけ!』とコラボしています。

展示概要

企画展名称 標本づくりの技(ワザ)-職人たちが支える科博-
開催期間 2018年9月4日(火)~11月25日(日)
開催場所 国立科学博物館(東京・上野)
日本館1階 企画展示室
開館時間 午前9時~午後5時
(金・土曜日及び10月31日(水)、11月1日(木)は午後8時まで) *入館は各閉館時刻の30分前まで
休館日 毎週月曜日(月曜日が祝休日の場合は開館し、火曜日休館。ただし、10月1日(月)は開館)
入館料 一般・大学生:620円(団体500円)
高校生以下および65歳以上:無料
主催 国立科学博物館

アクセス

独立行政法人国立科学博物館
所在地 東京都台東区上野公園 7-20
お問合せ (ハローダイヤル) 03-5777-8600
国立科学博物館アクセスマップ

展示紹介

1 標本とは何か?

標本とは何か?標本の定義や種類を、国立科学博物館の人類、植物、地学、動物、理工学の5研究部ごとに紹介します。また、百年単位で保管された標本から見えてくる貴重な研究成果も紹介します。

2 標本づくりの部屋をのぞいてみよう!

標本づくりの部屋をのぞいてみよう!収集された自然物や科学技術の産物などの「モノ」がどのように「標本」や「資料」としての命を獲得するのか、そのプロセスを研究部ごとに臨場感を持って再現します。

3 博物館のこれから

博物館のこれから博物館はどのように発展してきたのでしょうか。世界の歴史に始まり、日本の歴史を紹介しながら、国立科学博物館がどのように誕生したのかをパネルと標本で紹介します。

時代が流れてもそこに脈々と受け継がれているものとは?そこから、これからの世代へ伝えていかなければならないものが自ずと見えてくるはずです。

『へんなものみっけ!』無料試し読み!

『へんなものみっけ!』第1話無料試し読み!

博物館のこれから博物館のウラ側を描く人気漫画『へんなものみっけ!』(小学館刊)の制作に、当館が協力しております。作者の早良 朋さんは当館で標本を作っていました。このたび、「標本づくりの技(ワザ)」応援企画として、第1話を無料試し読みいただけます。

『へんなものみっけ!』 第1話無料試し読みはこちら

『へんなものみっけ!』のクジラのエピソードが無料公開中

2018年8月5日、神奈川県鎌倉市の由比ヶ浜海岸で体長10メートルほどのクジラが打ち上げられているのが見つかり、調査の結果、シロナガスクジラの子どもであることがわかりました。このニュースにあわせて、漫画『へんなものみっけ!』のクジラの漂着や標本づくりの技を描いたエピソードが特別公開されています。

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講演会

講演会「標本づくりの技(ワザ)を語る」

日時 9月22日(土)14:00~16:00
会場 国立科学博物館 日本館2階 講堂
定員 100名
内容 哺乳(ほにゅう)類標本づくりの技 -ストランディングする海の哺乳類を中心に-

講師:田島 木綿子(国立科学博物館動物研究部脊椎動物研究グループ研究主幹)

哺乳類標本の場合、1個体からさまざまな標本を作製します。乾燥標本である毛皮標本や骨格標本、 液浸 えきしん 標本である寄生虫標本や胃内容物標本……そこには標本づくりの技が惜しみなく注がれています。また、こうした標本を博物館はどのように集めているのでしょうか?
その工程を海の哺乳類を中心にご紹介します。
植物標本づくりの技 -フィールドからハーバリウムまで-

田中 伸幸(国立科学博物館植物研究部陸上植物研究グループ研究主幹)

植物標本のうち、種子植物の 腊葉 さくよう 標本づくりの技について、野外での標本採集、作製( 圧搾 あっさく ・乾燥)の方法からハーバリウムでの 貼付 てんぷ 法まで、知られざる植物標本づくりの世界を紹介します。
申込方法・期間 こちらをご覧ください。
※台東区上野の山文化ゾーンフェスティバルホームページ「講演会シリーズ」からのお申込になります。お申込受付開始は8月20日(月)、〆切は9月6日(木)(必着)です。
対象 高校生以上
備考 常設展示入館料は別途必要です。
(一般・大学生620円、高校生以下・65歳以上は無料)

実演コーナー

企画展会場の中で紹介している各コーナーの標本作製を、職人が実演いたします

会場 日本館1階中央ホール
備考 事前申込不要(直接会場へお越し下さい)
※常設展示入館料は別途必要です。
(一般・大学生620円、高校生以下・65歳以上は無料)
日時と
内容
9月8日(土)14:00~16:00
鳥の翼標本の作製
9月15日(土)14:00~16:00
腊葉さくよう標本の作製
9月29日(土)14:00~16:00
人骨標本の修復
10月6日(土)
13:00から30分程度、15:00から30分程度
化石レプリカの作製
10月13日(土)14:00~16:00
チョウやガの展翅てんし標本の作製
10月20日(土)14:00~16:00
鳥の翼標本の作製
11月3日(土)
13:00から30分程度、15:00から30分程度
化石レプリカの作製

プレミアムフライデー ギャラリートーク

本展担当の研究者による展示解説を実施します。

会場 国立科学博物館 日本館1階 企画展示室
時間 18:00~18:30
備考 事前申込不要(直接会場へお越し下さい)
※常設展示入館料は別途必要です。
日程 【第1回】平成30年9月28日(金)
講師:田島 木綿子(国立科学博物館動物研究部脊椎動物研究グループ研究主幹)
【第2回】平成30年10月26日(金)
講師:坂上 和弘(国立科学博物館人類研究部人類史研究グループ研究主幹)