★★★★★ 第5弾イベント報告 ★★★★★

「映画&サイエンスツアー」終了しました!
平成20年12月1日(金)

会場:国立科学博物館 地球館1F

女子中高生、保護者の方を含め、18名のみなさんが参加でした!
自然界の素晴らしさを映像で楽しめる映画「Earth」をクラシカルな講堂で鑑賞した後、トークショーを開催。コウモリについて専門として研究を行っている女性研究者の河合久仁子さんから、研究者になるまでの道のり、中高生の時の話、興味を持ったきっかけなどの話について、スライドを用いてお話を伺いました。その後、専門であるコウモリについて、様々な写真を紹介していただき、実際の調査・研究の話、様々なコウモリの話を伺いました。さらに、地球館3F「発見の森」や「大地を駆ける生命」のコーナーにおいて動物についての展示見学ツアーを行いました。自然の動物やまつわる研究について、動物の迫力や面白さを体感出来るイベントでした。


イベントの様子

1)広い講堂のスクリーンで、まずは映画「Earth」を鑑賞しました!自然環境や動物についての興味を映画によって改めて感じたのではないでしょうか?その後、動物、特にコウモリの研究者の河合さんに研究のおもしろさについて伺いました。


イベントの様子

2)当館の動物研究部川田研究員もコメントをアドバイスを下さいました。実際の研究の様子が、スクリーンのたくさんの写真から分かります。トークの後は、地球館3F「発見の森」の中で、さらに講師の方々から直接話を聞きます。


イベントの様子

3)同じく地球館3Fの「大地を駆ける生命」の展示コーナーでは、迫力ある哺乳類の剥製を見学しながら、講師の研究者ともトークが弾みました。色んな剥製をたっぷり見学できました。


イベントの様子

4)理系進路について日頃の疑問・聞きたい事に対して、講師の研究者の方々に丁寧に答えていただきました。参加のみなさんは、理系進路・職業、特に動物にかかわる職業について一層イメージがはっきりしたのではないでしょうか。



河合久仁子さんのプロフィール 研究紹介
中学生の頃:往復4時間の電車通学をしていました。幼稚園の頃からずっと、獣医さんになりたいと思っていたのですが、電車の中で様々な分野の本を読み視野が広がりました。
高校生の頃:「ソロモンの指輪」「のらねこの研究」などの本に出会い、自分の目指すものは獣医さんではなく、動物そのものを研究することなのだ!ということに気がつきました。
大学生の頃:動物の研究を目標に大学を選んだものの、北海道の自然とカヤックに夢中になっていました。大学3年生の時、捕獲調査を手伝ったことでコウモリの世界の面白さに目覚めました。
現在:国立科学博物館 動物研究部 脊椎動物研究グループ 特別研究生
専門分野について:「コウモリ」という生き物を知るために、分野の壁を乗り越えて様々な角度か ら研究をすすめています。昼間のコウモリがどこで寝ているのかを突き止めるために山登りもす るし、コウモリを捕まえるために夜の森や洞窟の中にも出かけます。また、日本列島にいるコウ モリはどこからやってきたのかを知るためにDNAを調べる実験室での仕事もしています。

河合さんに聞きました! 理系に進んだ理由はなんですか?

自由な校風の高校で学んだためか、理系文系の枠にはまることなく、自分のやりたいことを探して進路を選びました。それでも、大学受験の時に、ほんの少し迷ったことがありました。そのときは、沢山の本を読み、いろいろな分野の話を聴いて、自分の気持ちを整理しました。そして、動物の研究ができる大学を選びました。

河合さんから理系に興味がある女子中高生のみなさんへのメッセージ

三枝さん
研究は、知らない場所を探検する事に似ています。自分の力で考えて切り開いていかなければいけません。だから、学問分野を超えた広い視野は研究に不可欠。理系文系にとらわれず、自分のアンテナをのばして、いろいろなことに挑戦してみてください!
きっとすばらしい世界が見つかるはずです。

  • コウモリをすごく近くで見ることができてよかった。
  • 私は動物好きだったのでとてもためになりました!
  • また参加したいと思います。
  • 動物についての研究はあこがれました。私も、動物関係の仕事に就きたいと思っていますが、研究者もいなと思いました。
  • 勉強になりました。アースもみれてよかったです。
  • 初めて知ることがたくさんありました。
  • 貸し切りでいろいろ見れてよかったです。また、機会があったら来たいと思います。
  • コウモリがかわいく見えてきました!
  • 研究は家や学校にこもってやるというイメージがありました。しかし、外に出て活動することも大切であると思い今まで以上に研究について興味を持てました。
  • 動物のことを全然知らないということを改めて感じた。そして、面白いと思った。

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