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■地質の日

5月10日は、明治9年(1876年)、ライマンらによって日本で初めて広域的な地質図、200万分の1「日本蝦夷地質要略之図」が作成された日です。
また、明治11年(1878年)のこの日は、地質の調査を扱う組織(内務省地理局地質課)が定められた日でもあります。
この日を記念して「地質の日」が制定されました。

■地質と私たちの生活

私たちの住んでいる大地は、地層、岩石、土壌などでできています。これらの性質のことを「地質」とよびます。まさに、生活の土台をささえているのが、「地質」です。地質はいろいろなエネルギーや素材のもととなる鉱物資源を与えてくれます。また、温泉や豊かな自然景観の恵みも与えてくれますが、地震、火山噴火、地滑り、といった恐ろしい災害ももたらします。 このように、「地質」は、人間の生活に深くかかわっていますが、「地質」の重要性や「地質」に携わる人々の活動は一般にはあまり知られていません。地質をより身近に感じ、理解することにより、安全で安心な豊かな生活が確保できるとともに、地球の環境を大切にすることにもつながります。 日本鉱物科学会は、『鉱物』『岩石』『鉱床』などの研究を通じて「地質」をより理解していただくため努力しています。

■「地質の日」のギャラリートーク

日本鉱物科学会と国立科学博物館は、「地質の日」を記念して、5月10日に次のようなギャラリートークを行います。

<時間・演題>
 15:00 - 15:30 
 「北海道の砂金と砂白金」 松原 聰
 15:30 - 16:00 
 「北海道の炭田と植物化石」 植村和彦
<場 所>
 国立科学博物館 地球館 地下2階 ディス
 カバリーポケット
 ※事前のお申込は不要です。直接会場へ
 お越しください
<リンク>
 「地質の日」ホームページ
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