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第788号

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  科博メールマガジン第788号

    発行日:2018年5月24日

   http://www.kahaku.go.jp/

 

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 「高山植物〜かけがえのない高嶺の花たち〜」を現在、筑波実験植物園にて

開催中です(会期は5月27日(日)まで)。実際の高山植物の展示や最新の研

究成果を含むパネル展示などを通して「高山植物とはどんな植物?」といった

疑問にわかりやすく答えています。日本では栽培が難しくなかなか見ることが

できない「ヒマラヤの青いケシ」も咲いています。ぜひご覧ください。

 

  

 ※ 科博メールマガジンは、国立科学博物館が毎週木曜日に発行しています。

 ※ このメールマガジンは等幅フォントでご覧ください。

 

▼- 目 次 -▼-▼-▼-▼-▼-▼-▼-▼-▼-▼-▼-▼-▼-▼-▼-▼-▼-▼-▼

 

 ■ エッセイ       「化石は石か?」

 ■ 筑波研究室トピックス 「日本周辺の深発地震」

 ■ お知らせ

■ 壁紙プレゼント(5月カレンダー付き)

 

 

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◆ エッセイ ◆

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 化石は石か?                

 

            

                         地学研究部 矢部 淳

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 最近テレビ関係の方と野外でご一緒する機会があり、再認識したことがある。

それは、「化石が石だ」という誤った認識が、思っていたよりもはるかに広く

浸透していることだ。実は、化石の定義には石という意味はなく、地層の中か

ら見つかったものを言う。

 

 私が専門としている植物の化石では、幹やタネといった固そうな部分はもち

ろん、葉、根、花粉、時には花さえもが、化石として保存されることがある。

地層に押し付けられてぺちゃんこのもの、立体的に保存されて内部組織の残っ

たものなど状態は様々だが、中には地層から取り出せたり、葉がペラリとはが

せたりするものもある。くだんのテレビ関係者が驚いたのもこの手の化石だっ

た。

 

 確かに化石と呼ぶには生々しいこのような状態の化石を、メタセコイアの発

見で有名な古植物学者の三木茂博士は特に“植物遺体”と呼んで愛し、研究対

象として一生を捧げた。植物遺体は、日本ではおよそ1000万年前以降の比較的

若い時代の地層から見つかっている。各部が立体的に保存されているため、あ

たかも現代の植物を扱うかのように詳しい解剖学的研究が可能だ。三木博士は

日本各地の植物遺体を研究して、数百万年も前に、化石種とともに多くの現生

種がいたことを明らかにした。そう、化石は石ではなく現在に何らかの形でつ

ながる生き物の痕跡なのだ。

 

 なお、当館ウェブサイト上で、植物遺体を含む植物化石のデータベース「日

本産第四紀大型植物化石データベース」を公開しました。キーワードで検索し

ていただくか、以下のURLまで。

 

http://www.kahaku.go.jp/research/activities/project/hotspot_japan/database/

 

 

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◆ 筑波研究室トピックス ◆

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 日本周辺の深発地震

 

  

                      筑波地区 研究活動広報担当

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 ちょうど5年前の今日、5月24日はオホーツク海で大きな地震が起こった日

で、なんでもそれは地下奥深いところで発生した『深発地震』だったそうです。

そこで今回は、当館で地震学を研究している、理工学研究部の室谷智子研究員

に深発地震について話を聞きました。(以下、「 」内は室谷)

 

 深発地震とはどのような地震なのでしょうか? 「『深発地震』は聞きなれ

ない言葉かもしれません。厳密な定義はないのですが、深さ300km(200kmと

いう研究者も)より深い場所で発生した地震を深発地震といい、沈み込んでい

るプレートの地下深くで起こります。日本周辺で言うとそのような場所は太平

洋プレートが深くまで沈み込んでいるオホーツク海や日本海、小笠原諸島付近

です。」なるほど! それでは5年前のオホーツク海での深発地震はどんなも

のだったのでしょうか? 「2013年5月24日にオホーツク海の深さ約600km

でマグニチュード(注:地震の規模を表す尺度、以下「M」)8.3の地震が起こ

りました。深さ600kmを超える所でM8クラスの地震が起こるのはとても珍しい

ことです。マグニチュードが大きかった場合、伝わる波のエネルギーが減衰せ

ずに遠く離れた場所でも揺れを感じることがあります。その時日本では北海道

〜九州の広い範囲で有感となり、遠いモスクワでも揺れを感じたそうです。」

大規模な深発地震は珍しいのですね。日本の周辺では他にもこのような地震は

起こっているのですか? 「小笠原諸島付近では2015年5月30日に、深さ

約680kmでM8.1の地震が起こりました。観測史上、47都道府県すべてで有感

となった初めての地震です。小笠原から遠く離れた横浜で震度5強を観測した

のを覚えているでしょうか? 1900年以降に発生したM8クラスの地震では世

界で一番深い場所で発生した地震となりました。」

 

 日本館3階南翼には日本周辺で起きた地震の分布に関する展示があります。

ぜひご覧ください。

 

 

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◆ お知らせ ◆

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プレミアムトーク「昆虫SEMミュージアム特別編+特別展「昆虫」予告」

<予告>

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 昆虫の微細構造について、電子顕微鏡写真を用いて詳しく解説し、最近注目

のバイオミメティクスや当館展示との関連について説明します。この夏開催の

特別展「昆虫」についてもお話しします。

 

[開催日時]2018年5月25日(金)17:30〜(45分程度)

[場  所]地球館3階 講義室

[講  師]動物研究部/野村 周平

[定  員]50名程度(先着順)

  

 詳しくは下記をご覧ください。

 http://www.kahaku.go.jp/event/all.php?id=0001525914781113

 

 

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「2018 夏休みサイエンススクエア」             <ご案内>

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 未就学児から高校生の皆さんを対象とした、科学に触れ、親しむことを目的

としたイベントです。実験・観察・工作などの科学を体験できるたくさんの企

画を開催します。

 

[開催期間]2018年7月24日(火)〜8月12日(日)※月曜日は閉室       

[時  間]10:00〜16:00(9:40開場)

[会  場]日本館1階 企画展示室/日本館2階 講堂

[料  金]無料 ただし、常設展示入館料(高校生以下無料)が必要です。

      ※企画によっては材料費がかかる場合があります。

[備  考]事前にWebサイトから参加申込みが必要な企画と、

      当日参加が可能な企画があります。

            

[お問合せ]03-5777-8600 (ハローダイヤル)

 

 企画や申込み方法などの詳細は、下記をご覧ください。

 http://www.kahaku.go.jp/event/square/

 

 

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5月の夜間開館関連イベントについて             <ご案内>

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 上野本館では、金曜日・土曜日は20時まで開館しています。(入館は閉館時

刻の30分前まで。)夜間開館関連イベントも実施しますので、この機会にぜひ

お越しください。

 

 5月の夜間開館関連イベントの詳細は、下記をご覧ください。

 http://www.kahaku.go.jp/news/2018/premium_05/

 

 

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「シアター36○」閉鎖のお知らせ               <ご案内>

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 日本館地下1階の360度全球型映像施設「シアター36○」は、設備改修のた

め下記の期間中、閉鎖となります。ご迷惑をお掛けいたしますが、ご理解のほ

どよろしくお願いいたします。

 

[閉鎖期間]2018年9月4日(火)〜2019年3月下旬(予定)

 

 詳しくは下記をご覧ください。

 http://www.kahaku.go.jp/exhibitions/theater360/news/2018/closing/

 

 

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特別展「人体―神秘への挑戦―」                

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 私たちの体は神秘に満ちています。自らを生かし、動かすものの仕組みを理

解するために、人類は多くの挑戦を重ねてきました。本展覧会では、ルネサン

ス期以降の先人たちの努力の歴史と功績を振り返りながら、人体の構造と機能

を解説するとともに、それが最先端の研究でどのように変わりつつあるのかを

紹介します。

 

[開催期間]2018年3月13日(火)〜6月17日(日)

  

 詳しくは下記をご覧ください。 

 http://www.kahaku.go.jp/exhibitions/ueno/special/2018/jintai/

 

 

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企画展「沖縄の旧石器時代が熱い!」

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 日本の人類史上で最も古くて長い旧石器時代。そのころの日本列島に暮らし

た人々の生前の姿を現代に伝えてくれる人骨の大半は沖縄で発見されています

が、彼らの暮らしぶりは長い間、謎とされてきました。その沖縄で、近年、旧

石器時代の大発見が相次いでいます。本展では、そんな熱気あふれる沖縄旧石

器時代研究の最新情報を紹介します。

 

[開催期間]2018年4月20日(金)〜6月17日(日)

  

 詳しくは下記をご覧ください。 

 http://www.kahaku.go.jp/event/2018/04okinawa/

 

 

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コレクション特別公開「クレマチス園公開」:筑波実験植物園

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 カザグルマをはじめとするクレマチスの野生種や、それらをもとに誕生した

多種多様な園芸品種を公開します。日本屈指の展示種類数を誇るクレマチス園

で、自然と人が作り出したクレマチスの多様性を体感してください。

 

[開催期間]2018年4月28日(土)〜6月3日(日)

 

 詳しくは下記をご覧ください。

 http://www.tbg.kahaku.go.jp/event/2018/04clematis/index.html

 

  

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「高山植物〜かけがえのない高嶺の花たち〜」:筑波実験植物園

※まもなく会期終了です

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 日本の高山帯および亜高山帯には、高山植物と呼ばれる植物が自生しており、

高嶺に咲く美しいその花々は、私たちを魅了します。高山の厳しい環境で生育

するため、高山植物の形態や生態はじつに多様です。また高山植物のなかには、

絶滅の危機に瀕しているものが多く存在します。実際の高山植物の展示や、多

数の植物写真、研究から得られた科学的知見なども紹介します。夏山シーズン

を先取りして、つくばで高山植物の魅力を体感してください!

 

[開催期間]2108年5月19日(土)〜5月27日(日)※期間中休園無し

 

 詳しくは下記をご覧ください。

 http://www.tbg.kahaku.go.jp/event/2018/05kouzan/index.html

 

 

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「国立科学博物館サイエンスコミュニケータ養成実践講座」受講者募集開始

<参加者募集>

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 今年度で13期目を迎える「国立科学博物館サイエンスコミュニケータ養成実

践講座」では、夏期に実施する「サイエンスコミュニケーション(SC)1」

の受講者を募集します。サイエンスコミュニケーションに関する基礎的な理論

と、博物館展示室を活用した実践が組み込まれています。

 

[開催日時]2018年7月11日(水)〜8月24日(金)のうち、15日間

  

 応募やカリキュラムなどの詳細は、下記をご覧ください。

 http://www.kahaku.go.jp/learning/university/partnership/02.html

 

 

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UENO WELCOME PASSPORT−上野地区文化施設共通入場券−販売中 <ご案内>

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 上野地区の文化施設をお得に楽しめる共通入場券「UENO WELCOME PASSPORT」

を、4月1日から販売しています。このパスポートで、10施設の常設展等に各

1回入場できるほか、「特別展チケット」が付くタイプでは指定の特別展から

1つを選びご観覧いただけます。ぜひご利用ください。

 

[販売・利用期間]2018年4月1日(日)〜9月30日(日)

 

 詳しくは下記をご覧ください。

 http://ueno-bunka.jp/news/welcome-passport201804/

 

 

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国立科学博物館Facebookページ更新中!

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 上野本館の情報を中心に、科博の「今」を写真付きでお届けしています。

Facebookユーザーでなくても閲覧可能ですので、ぜひご覧ください!

 

 https://www.facebook.com/NationalMuseumofNatureandScience

 

 

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自然教育園見ごろ情報

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 園内の植物、鳥、昆虫等の見ごろ情報を毎週更新して紹介しています。

 

 http://www.ins.kahaku.go.jp/season/index.php

 

  

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自然と科学の情報誌「milsil(ミルシル)」通巻63号と定期購読について

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 桜の季節が終わり、新緑が美しい季節になりました。天気の良い日は緑の中

を散歩するのもいいですね。今号の特集は「樹木の科学〜木の形はどのように

決まるのか〜」です。

 ここでは、木の形を決めるさまざまな要素が紹介されています。高木と低木、

針葉樹形・広葉樹形の違い、幹と枝の伸び方、茎や根の形態など。さらに、生

育する環境が異なると、同じ樹種でも樹形を大きく変える例もあるそうです。

普段何気なく眺めている公園の木や街路樹も、「木の形」という視点で見てみ

ると、新しい発見があるかもしれませんね。

 「親子で遊ぼう! 科学冒険隊」では、「昆虫をさがせ!」というテーマで、

シンプルな昆虫用トラップ(いわゆる「ノムラホイホイ」)の作り方から、使

い方、そして採集時の注意事項までを紹介しています。ぜひ夏までの間に、い

ろいろ工夫しながら試してみてください。

 皆さまの知的好奇心を高めるきっかけに、本誌がお役に立てば幸いです。

  

 

 発行日 :2018年5月1日(火)

 定 価 :420円(税込)

 

 定期購読やお得な会員制度など詳細については下記をご覧ください。

 http://www.kahaku.go.jp/userguide/book/milsil/index.html

 (友の会)http://www.kahaku.go.jp/userguide/repeater/index.html

 

 

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科博のイベント情報紙「kahaku event」6−7月号発行!

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 情報紙「kahaku event」(年6回 A4サイズ 6ページ)は、展覧会や開

催予定のイベントなどについてご紹介しています。国立科学博物館の各施設内

で無料で配布している他、下記ページからもダウンロードすることができます。

ご来館や、イベント参加の計画をたてる際などにご活用ください。

(友の会会員には郵送でお届けします。)

 

 http://www.kahaku.go.jp/event/kahakuevent/

 

  

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す。(ご感想などについては、このメールマガジンにて紹介させていただくこ

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 ◆編  集:国立科学博物館 事業推進部 広報・運営戦略課

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