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第707号

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  科博メールマガジン第707号

    発行日:2016年11月17日

   http://www.kahaku.go.jp/

 

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 紅葉の時季となりました。都内は見ごろになるまでもう少しかかりそうです

が、上野公園内の木々も徐々に色付いてきています。日に日に色が変わってい

く様子は見ていてわくわくします。附属自然教育園(港区白金台)のサイトで

は、昨日から「紅葉とれたて情報」の掲載が始まりました。ぜひお出かけの際

のご参考になさってください。

http://www.ins.kahaku.go.jp/season/index.php

 

 

 ※ 科博メールマガジンは、国立科学博物館が毎週木曜日に発行しています。

 ※ このメールマガジンは等幅フォントでご覧ください。

 

▼- 目 次 -▼-▼-▼-▼-▼-▼-▼-▼-▼-▼-▼-▼-▼-▼-▼-▼-▼-▼-▼

 

 ■ エッセイ    「スミソニアンで科学研究資料の保全を考える」

 ■ かはくの縁の下 「恐竜の行方は…」

 ■ 上野の鳥    「芭蕉・蕪村・一茶 俳句の中の鳥」

 ■ お知らせ

 ■ 科博関連メディア情報

 ■ 壁紙プレゼント(11月カレンダー付き)

 

 

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◆ エッセイ ◆

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 スミソニアンで科学研究資料の保全を考える

 

 

                       理工学研究部 有賀 暢迪

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 アメリカの首都ワシントンD.C.で、この原稿を書いている。ワシントンとい

えば、スミソニアン協会の博物館群が有名だ。今回の滞在目的の一つは、その

中でも航空宇宙博物館とアメリカ歴史博物館のキュレーター(学芸員)の人た

ちに会い、科学研究資料(研究に使われた装置や文書など)を収集する方法に

ついて、意見交換することにあった。

 

 ヒアリングを終えて、二つのことを感じている。第一に、日本ではアメリカ

に比べて、科学研究に使ったものを博物館に寄贈するという習慣が科学者側に

ほとんどないこと。もう一つは、博物館のキュレーターの側から科学者や研究

機関に働きかけることの重要性だ。科学研究資料は、誰かが積極的に保全して

後世に遺していこうとしない限り、基本的には捨てられる運命にある。そして

一度捨てられてしまえば、二度と取り戻すことはできない。

 

 「科学史を専門とするキュレーター」の社会的役割が何なのか、今回の訪問

を通じていっそう明確にできたと思う。それはとても大変な仕事に違いないが、

しかし、とても楽しそうでもある。

 

 

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◆ かはくの縁の下 ◆

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 恐竜の行方は…

 

 

                 レストラン ムーセイオン 松田 恵子

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 連日、多くのお客様にご来店いただき誠にありがとうございます。当店には

お子様連れのお客様が多数いらっしゃいます。つまりたくさんのお子様にご来

店いただいているわけですが、その中でとりわけ印象に残っているエピソード

をお話ししたいと思います。

 

 ある日、私がレストラン正面入口でお迎えした時のことです。「いらっしゃ

いませー」とお声掛けをしましたが、暫くうつむいて何かをお探しのようでし

た。その様子が気になり「どうしたの?」と聞いてみると、「恐竜の足跡がな

くなっている!恐竜はどこへ行ったんだろう!?」と。

 

 実は、当店手前の階段から廊下にかけて恐竜の足跡がペイントされており、

その足跡は店内へと続くのですが、正面入口に入った辺りで途絶えているので

す。きっと「この先はどうなっているのかな?」とワクワクしながら足跡を辿っ

て来られたのでしょう。

 

 残念そうな表情で疑問を抱いているお子様。思いがけない質問に少々困惑し

てしまう私…。考えた末、店内の壁に描かれた恐竜を指しながら、「ほら!見

て!あの壁にいる恐竜がこの最後の足跡から飛んで行ったんだよ!!」とお答

えした記憶があります。果たして良い対応であったのかはわかりませんが、お

子様の想像力について考えさせられた貴重な出来事でした。

 

 当店ではお食事はもちろんのこと、お店の内装、またはユニークな名前のメ

ニューでも楽しんでいただけると思います。皆さまのご来店、心よりお待ち申

し上げます。

 

 

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◆ 上野の鳥 ◆

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 芭蕉・蕪村・一茶 俳句の中の鳥

 

 

                  文京区役所 渡辺 浩(友の会会員)

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 松尾芭蕉・与謝蕪村・小林一茶は、江戸時代を代表する三人の俳人です。今

回は彼らの句の中から、上野で見られる野鳥が詠まれた句についてお話ししま

す。句の後の括弧( )内は、私なりの句の解釈です。

 

 まず芭蕉の「老いの名の有ともしらで四十雀(しじゅうから)」(老いを表

す名−当時の四十歳は初老−を持つなど全く知らないように、シジュウカラが

元気に飛び回っている)です。シジュウカラの「シジュウ」は、鳴き声(地鳴

き)が語源とされ、「四十」は単なる当て字というのが妥当なようです。冬季、

上野公園ではシジュウカラ・エナガ・メジロ・コゲラ等の混群が、木々の間を

採餌しながら移動していくのを観察できるかもしれません。

 

 次に蕪村の「鵯(ひえどり)のこぼし去りぬる実の赤き」(ピーヨ、ピーヨ

と鳴きながら、木の枝に止まっていたヒヨドリが飛び去った。飛び立つときに

枝からこぼれたのか、地面に落ちた実の赤くて鮮やかなことよ)です。「鵯」

はヒヨドリのことです。さすがは画家でもある蕪村、読むだけで情景が浮かん

できます。同じ赤い実でも、鳥によって好む植物の種類は異なります。ヒヨド

リの場合は、センリョウ・ナンテン・タラヨウ・イイギリ・ピラカンサ等を好

むようです。

 

 最後に一茶の「陽炎に飯(めし)を埋めたる烏かな」(陽炎に紛れて、飯を

土に埋めて隠したカラスだなあ)です。この句の「飯を埋めたる」は、カラス

の貯食行動(食物を貯蔵する習性)のことで、一茶の観察眼の鋭さがうかがえ

ます。貯食行動は、日本の鳥ではハシブトガラス・ハシボソガラス、オナガ・

ヤマガラ・コガラ等が行いますが、この句だけではカラスの種類までは特定で

きません。なお、カラスの貯食行動の詳細については、科博メールマガジン第

317号(2009年7月9日発行)の「上野の鳥 意外とグルメ? カラス

の貯食行動」をご覧ください。

 

 

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◆ お知らせ ◆

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「つくば蘭展」:筑波実験植物園  <予告>

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 世界有数の野生ラン保全施設、筑波実験植物園の保有する「つくばコレクシ

ョン」から、貴重な野生種を約200点、協力団体の方々が丹精込めて育てた最

新の園芸品種などを約300点、あわせて500点あまりを公開します。

 

[開催期間]平成28年12月11日(日)〜18日(日)

[会  場]筑波実験植物園

 

 詳しくは下記をご覧ください。

 http://www.tbg.kahaku.go.jp/event/2016/12orchid/index.html

 

 

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特別展「世界遺産 ラスコー展〜クロマニョン人が残した洞窟壁画〜」

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 本展は、仏国政府公認のもと制作された展覧会「LASCAUX INTERNATIONAL

EXHIBITION」の巡回展に、日本独自のコンテンツを加えた展示です。約2万年

前にラスコー洞窟で描かれた壁画を実物大で再現する他、クロマニョン人の彫

刻や道具から人類の創造性や芸術のはじまりに迫ります。今や研究者ですら入

ることができないラスコー洞窟の世界をご堪能ください。

 

[開催期間]平成28年11月1日(火)〜平成29年2月19日(日)

 

 詳しくは下記をご覧ください。

 http://www.kahaku.go.jp/exhibitions/ueno/special/2016/lascaux2016/index.html

 

 

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企画展「日本の自然を世界に開いたシーボルト」

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 2016年はシーボルトの没後150年に当たります。この記念すべき年に

改めて、シーボルト及びその関係者が実際に収集した自然史の標本、シーボル

ト標本によって学名が与えられた生物等を展示することで、日本の自然を世界

に紹介したシーボルトの貢献について紹介します。

 

[開催期間]平成28年9月13日(火)〜12月4日(日)

 

 詳しくは下記をご覧ください。

 http://www.kahaku.go.jp/event/2016/09Siebold/

 

 

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科博NEWS展示

「ひすい 翡翠輝石・翡翠輝石岩 −日本の石(国石)が選定されました−」

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 国石(日本の石)に「ひすい」が選定されました。常設展示の「ひすい〔翡

翠輝石・翡翠輝石岩〕」標本に解説を加えたものを、科博NEWS展示として紹介

します。

 

[開催期間]平成28年10月18日(火)〜11月27日(日)

 

 詳しくは下記をご覧ください。

 http://www.kahaku.go.jp/event/2016/10jade/jade_exhibit2016.pdf

 

 

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科博NEWS展示

「よみがえる江戸の宣教師〔シドッチ神父の遺骨の発見と復顔〕」

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 2014年に東京都文京区小日向一丁目の切支丹屋敷跡から出土したイタリア人

宣教師シドッチ神父の遺骨と復顔像を公開します。また、出土から復顔に至る

調査の過程や、シドッチ神父のひととなりをパネルで紹介します。

 

[開催期間]平成28年11月12日(土)〜12月4日(日)

 

 詳しくは下記をご覧ください。

 http://www.kahaku.go.jp/event/2016/11Sidotti/Fr_Sidotti2016.pdf

 

 

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平成29年度「かはくボランティア」新規募集  <ご案内>

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 平成29年度から活動する「かはくボランティア」の新規募集を行います。

主な活動内容は、展示室での来館者対応や、かはくのモノ語りワゴンを活用し

た展示案内等です。

・科学のおもしろさや科博の楽しみ方をたくさんの人に伝えたい!

・科学の知識やこれまでの経験をいかしたい!

・科学や科博について語り合う仲間がほしい!

このような「人が好き、科学が好き、科博が好き」な皆様のご応募をお待ちし

ております。

 

 募集要項等、詳しくは下記をご覧ください。

 http://www.kahaku.go.jp/learning/volunteer/

 

 

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特別展「世界遺産 ラスコー展」

教員対象『監修者によるミニ講演会・教員特別見学会』  <参加者募集>

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 学校の先生方に特別展を見学していただき、教育活動に生かしていただくと

ともに、児童生徒の学びの場としての利用拡大を図るための特別見学会です。

先生方にとって価値のある見学会となっていますので、ぜひご参加ください。

 

[開 催 日]平成28年11月25日(金)

 

 申込方法、詳細は下記をご覧ください。

 http://www.kahaku.go.jp/learning/leader/tour/index.html

 

 

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キャット・ケム実験室in科博

「未来をつくるしょくばい(触媒)の力を体験」  <参加者募集>

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環境浄化やほしいものだけを効率よくつくるのに重要な触媒について、触媒の

専門家の指導で実験・講義・展示を通して学びます。

 

[開 催 日]平成28年12月4日(日)

 

 詳しくは下記をご覧ください。

 http://www.kahaku.go.jp/event/all.php?date=20161204

 

 

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「国立科学博物館サイエンスコミュニケータ養成実践講座」受講生による

サイエンスイベント  <参加者募集>

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■「先生のためのサイエンスカフェ 〜海藻で攻略!生物の分類〜」

 

 どんどん変わる生物の分類体系。そのたびに教科書も変化しています。追い

かけるのも大変ですよね。理解のポイントはどこにあるのでしょうか。海藻が

語る分類の世界、科博の研究者と一緒に覗いてみませんか?

 

[開催日時]平成28年12月10日(土)10:30〜12:00(受付開始10:00)

 

 詳しくは下記をご覧ください。

 http://www.kahaku.go.jp/learning/university/partnership/2016/sccafe1.html

 

 

■「絶滅した幻の奇獣を追う 〜キミはどこに生き、何を食べたのか?〜」

 

 今から約2000万年前。奇妙な哺乳類がいた。住みかも食べものも、謎に包ま

れているのである。彼らの生態を解明するカギとなるのは、歯の化石。貴重な

化石を観て、触って、考えて。あなたも科博の研究者と一緒に謎を解こう!

 

[開催日時]平成28年12月10日(土)13:30〜15:00(受付開始13:00)

 

 詳しくは下記をご覧ください。

 http://www.kahaku.go.jp/learning/university/partnership/2016/sccafe2.html

 

 

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公益財団法人 藤原ナチュラルヒストリー振興財団

第8回シンポジウムおよび第7回高校生ポスター研究発表  <参加者募集>

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 藤原ナチュラルヒストリー振興財団は国立科学博物館と共催して、第8回シ

ンポジウム「土と生き物の自然史」を開催します。また第7回高校生ポスター

研究発表も同日開催します。ぜひご参加ください。

 

■第8回シンポジウム「土と生き物の自然史」

[開催日時]平成28年11月20日(日)13:00〜16:00

 

 シンポジウムの詳細、申込方法等は下記をご覧ください。

 http://fujiwara-nh.or.jp/archives/2016/0810_133757.php

 

■第7回高校生ポスター研究発表

[開催日時]平成28年11月20日(日)11:00〜15:00

 

 

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UENO WELCOME PASSPORT−上野地区文化施設共通入場券−

国立西洋美術館 世界遺産登録記念デザイン 販売中  <ご案内>

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 上野「文化の杜」新構想実行委員会による、上野地区の文化施設を一度に楽

しめるお得な入場券「UENO WELCOME PASSPORT(上野ウェルカムパスポート)」

が、国立西洋美術館の世界遺産登録を記念した特別仕様のデザインで販売中で

す。

 

[販売および利用期間]平成28年8月15日(月)〜平成29年1月31日(火)

 

 詳しくは下記をご覧ください。

 http://www.kahaku.go.jp/news/2016/Ueno_passport/UWP_newdesign.pdf

 

 

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国立科学博物館Facebookページ更新中!

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 上野本館の情報を中心に、科博の「今」を写真付きでお届けしています。

Facebookユーザーでなくても閲覧可能ですので、ぜひご覧ください!

 

 https://www.facebook.com/NationalMuseumofNatureandScience

 

 

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自然教育園見ごろ情報

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 園内の植物、鳥、昆虫等の見ごろ情報を毎週更新して紹介しています。

 

 http://www.ins.kahaku.go.jp/season/index.php

 

 

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自然と科学の情報誌「milsil(ミルシル)」通巻54号と定期購読について

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 晴れた秋の日の朝、爽やかな空気を吸い込むと、何とも言えない懐かしい気

持ちになることがあります。ほんのり冷たい空気のせいなのか、木々の間を通

り抜けて来る風の匂いのせいなのか。鼻から空気を吸い込みながら記憶をたどっ

ていくと、引退を前にした部活の朝練の情景が胸に広がっていき、ああ、あの

時と同じ匂いがこんな気持ちにさせるんだな、と分かったのです。と、このよ

うに、匂いが記憶を呼び覚ますような経験は誰しもあるのではないでしょうか。

そして、このような現象に名前が付いていることをご存知でしたか? 今回の

特集は「匂い」です。匂いの正体や嗅覚のしくみ、香りの開発などさまざまな

角度から「匂い」に迫ります。

 

 発行日 :平成28年11月1日(火)

 定 価 :420円(税込)

 

 定期購読やお得な会員制度など詳細については下記をご覧ください。

 http://www.kahaku.go.jp/userguide/book/milsil/index.html

 (友の会)http://www.kahaku.go.jp/userguide/repeater/index.html

 

 

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科博のイベント情報紙「kahaku event」12−1月号発行!

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 情報紙「kahaku event」(年6回 A4サイズ 6ページ)は、展覧会や開

催予定のイベントなどについてご紹介しています。国立科学博物館の各施設内

で無料で配布している他、下記ページからもダウンロードすることができます。

ご来館や、イベント参加の計画をたてる際などにご活用ください。

(「友の会会員」「賛助会員(個人特別会員)」の方には郵送でお届けします。)

 

 http://www.kahaku.go.jp/event/kahakuevent/index.html

 

 

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◆ 科博関連メディア情報 ◆

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 ○テレビ放送紹介

 

 放 送 局:BSフジ

 番 組 名:ガリレオX「未来技術遺産 日本が誇る歴史的な発明」

 放送日時:(再放送)11月20日(日)11:30〜12:00

 

 ・当館が行っている重要科学技術史資料(未来技術遺産)登録制度について

  紹介されます。

 

 

 放 送 局:日本テレビ

 番 組 名:所さんの目がテン! 「今ブーム『苔』の科学」

 放送日時:11月20日(日)7:00〜7:30

 

 ・植物研究部の樋口正信グループ長が取材を受けました。

 

 

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★ メール募集中 ★

 

 科博に関する思い出、展示の感想など皆様からのメールをお待ちしておりま

す。(ご感想などについては、このメールマガジンにて紹介させていただくこ

とがあります。なお、お名前は公表しません。)

 

 宛先: magazine@kahaku.go.jp

 

 

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 ◆編  集:国立科学博物館 事業推進部 広報・運営戦略課

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