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第539号

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  科博メールマガジン第539号

    発行日:2013年9月12日

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 9月も2週目となりました。科博の敷地にあるイチョウの木も、遠くから見

るとまだまだ緑色ですが、少し気の早い葉っぱから黄色く色付き、落葉し始め

ています。よく見ると、枝葉の間から銀杏がちらり。茶碗蒸しや、焼いて塩を

まぶした銀杏を連想してしまうのは”食欲の秋”のせいに違いありません。

 本日はホットニュースがあります。当館の宮脇律郎 地学研究部グループ長

が、平成24年度日本鉱物科学会賞の第10回受賞者に選ばれました!同賞は、

鉱物科学及びその関連分野で顕著な研究業績をあげた研究者に対して、その業

績を称え贈呈される賞です。当館では現在、同学会共催で宮脇が担当している

企画展「教授を魅了した大地の結晶―北川隆司 鉱物コレクション200選―」

も開催中ですので、ぜひご覧いただけたらと思います。

 

 

 ※ 科博メールマガジンは、国立科学博物館が毎週木曜日に発行しています。

 ※ このメールマガジンは等幅フォントでご覧ください。

 

▼- 目 次 -▼-▼-▼-▼-▼-▼-▼-▼-▼-▼-▼-▼-▼-▼-▼-▼-▼-▼-▼

 

 ■ エッセイ    「ジョロウグモ」

 ■ 常設展示紹介  「恐竜の歯から食性を探ってみる」

 ■ ボランティア便り「9月に思うこと」

 ■ 連載      「地球をほる?ジョイデス・レゾリューション号

            の地球を知る旅346」第6回

■ お知らせ

 ■ 科博関連メディア情報

 ■ 壁紙プレゼント(9月カレンダー付き)

 

 

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◆ エッセイ ◆

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 ジョロウグモ

 

 

                        動物研究部 小野 展嗣

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 これからの季節、とくに目立つのはジョロウグモです。日本のクモの多くは

春あるいは夏に成熟するのですが、このクモは秋に成熟し繁殖期を迎えます。

 

 背中に黄色と水色の縞模様、そして腹側には真っ赤な斑紋がある派手なクモ

です。市街地の公園などにも数多く生息していて、樹間に目の細かい複雑な形

の網を張っています。網の中央に陣取っているのは雌です。体長(脚を除いて

計ります)は大きいものでは3cm近くにもなります。

 

 網の上のほうに、体長1cmほどの小さい茶色をした地味なクモが数匹同居し

ていることがあります。じつはそれらはジョロウグモの雄です。交尾の機会を

狙っているのですが、雄間の競争も激しく、凶暴(?)な雌に近づくのもなか

なかたいへんなようです。

 

 10月に入ると雄の数は減り、雌は餌を食べてどんどん太り、やがて樹の幹

や葉の裏などに卵嚢を付着させます。冬の訪れとともに、産卵を終えた雌は死

にますが、越冬した卵は翌春に孵って、また1年の生活史が始まります。

 

 いかにも熱帯系と思わせるクモですが、インド北部から日本にかけて東アジ

アの暖温帯に帯状に分布し、日本は分布域の東端にあたります。本州、四国、

九州では平地から低山地にかけて普通に見られますが、北海道では見つかって

おらず、沖縄では稀な種類です。

 

 

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◆ 常設展示紹介 ◆

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 恐竜の歯から食性を探ってみる

 

 

                       事業推進部 原田 光一郎

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 所狭しと恐竜の骨格化石が並ぶ地球館地下1階の“恐竜の謎を探る”は、当

館の人気展示室のひとつです。現在では恐竜たちの生きている姿を観察するこ

とはできませんが、化石として残された手がかりをもとに彼らの生態を推測す

ることができます。特に歯の化石は彼らの食性を推測する重要な手がかりとな

ります。

 

 展示室中央のティラノサウルス。その歯は太くて尖ったバナナ(?)のよう

な形で歯の縁に細かいギザギザが付いています。獲物に強力なアゴで噛みつき、

肉を引きちぎって食べたのでしょう。

 

 ティラノサウルスの足元の頭骨はカルカロドントサウルスです。その歯は一

見ティラノサウルスに似ていますが、こちらの歯は平たく、歯の先端も縁のギ

ザギザもより鋭くなっており、まさにナイフのようです。肉を引き裂くのに都

合が良さそうです。

 

 展示室で最も大きい恐竜アパトサウルスの歯を見るためには、展示室奥の階

段を上ると頭があります。細長い鉛筆のような歯がブラシのように並んでおり、

木の葉をむしり取って食べたと考えられます。ちなみにこの歯の形では葉をす

りつぶすのは難しく、丸飲みにして巨大な体に収まった長い消化器官でじっく

り消化したのではないでしょうか。

 

 アパトサウルスのお尻方向にいるヒパクロサウルス、パラサウロロフス、ラ

ンベオサウルスたちはカモのクチバシのような口の形をしており“カモハシ竜”

と呼ばれます。彼らの口の奥には何百本もの小さな歯が集まってできた“デン

タルバッテリー”という特殊な構造を持っています。繊維質の植物を効率よく

すりつぶすことができ、歯がすり減っても予備の歯が沢山スタンバイされてい

るので安心です。この仕組みはぜひ展示室で動くアゴの模型をご見学いただけ

ればと思います。

 

 見れば見るほど恐竜たちの歯の仕組みに驚かされます。まだまだ紹介したい

恐竜が沢山いるのですが、続きはぜひ展示室で。

 

 

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◆ ボランティア便り ◆

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 9月に思うこと

 

 

                     教育ボランティア  山口 寛

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 日本館は1923年9月1日に起きた関東大震災の復興の一環として建設さ

れました。再び災害が発生しても、最小限の被害で抑えられるようにあらゆる

面で防火等の設備が配慮されていたので一部ご紹介します。

 

 各階の大階段を上ってすぐ左側の壁隅に真鍮製の小さな扉が見えます。これ

はかつての内線電話ボックスです。電話設備は電話局から4回線を交換室(す

でに撤去)に引き込み、それを各内線で50回線に振り分けていた名残の扉で

す。

 

 また、各展示室入り口横にある同じく真鍮製の扉を開くと「鈴木式シヤタア」

の名板。(現在も存在しますが若干、会社名が変更されています。)こちらは

防火用のシャッターです。手動なので、開閉にはさぞかし体力が必要だったで

あろうと思います。

 

 消火栓も各階に2箇所づつ設置されており、震災から得た教訓が生かされて

いました。来館の際は是非このようなものもご覧いただくと、過去の近代設備

を実感できます。

 

 

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◆ 連載 第6回 ◆

「地球をほる?ジョイデス・レゾリューション号の地球を知る旅346」

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 当館地学研究部 久保田好美研究員が、統合国際深海掘削計画の科学掘削船

ジョイデス・レゾリューション号に乗船し、7月30日より調査航海に参加して

います。目的は、日本海の堆積物を掘削し分析することで、東アジアの数百年

から数千年スケールの環境変動を読み取ることです。これをきっかけに、今回

船上での研究活動の最新情報をリアルタイムに週1回、2ヶ月にわたり連載し

ます。

 また、NEWS展示「地球をほる?ジョイデス・レゾリューション号の地球を知

る旅346」として、地球館地下2階で8月22日(木)より開始しました!

小さな展示ですが、関連標本や資料の展示、久保田研究員は今どこに?MAPを

ご覧いただけます。

 

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 ジョイデス・レゾリューション号からこんにちは。地学研究部の久保田です。

航海も佳境にさしかかり、9月10日未明に今回の航海で最も水深の浅い掘削

地点YB−1(水深約300m)の掘削を終えたところです。

 

 浅い掘削地点では、新しいコア(堆積物の柱状試料)が上がってくるのが速

い!20〜30分毎に新しいサンプルを処理しなければならない我々微化石

チームは大忙しでした。コアキャッチャー(*1)のサンプルが採れると、す

ぐに微化石ラボ(*2)へ持っていき、それぞれの微化石ごとに顕微鏡で観察

するための処理を行います。有孔虫の場合は、20ccくらいの堆積物を取り、

目の細かいふるいの上でシャワーの水をかけながら泥を洗い流していきます。

それからオーブンで乾燥させ、トレイの上に乗せ、観察を始めます。本来なら、

10分以上かけて丁寧に泥を洗うところ、ここでは2〜3分足らずで処理を終

えなければ到底追いつきません。すべてが時間との勝負。素早さ重視で作業プ

ロセスを考えていきます。また、3〜4日で50サンプル程度の処理と観察、

報告書の作成(*3)を終えるのですが、普段の研究と比べると考えられない

くらいのスピードです(*4)。

 

 微化石チームにとって、今回のYB−1は最も興奮した掘削地点でした。掘

削深度の最終決定を行う主席研究員(多田隆治東大教授)が、頻繁に微化石ラ

ボに来ては、掘削している深度の年代がどれくらい古い時代まで到達している

かを尋ねるのですが、鍵になる微化石種がなかなか出てきません。掘削も終盤

にさしかかったところで、ついに「出た!」と、石灰質ナンノ、有孔虫のメン

バーから声が上がりました!出てきた年代値を比べてみるとお互いが非常によ

く一致することが分かり、我々は大喜びし、アイスクリームを食べて(笑)達

成を祝いました。

 

*1:コアの最下部に取り付けられているキャッチャー。船上での微化石チー

   ムの仕事はこのサンプルを観察することです。

*2:微化石の実験室。処理するスペースと、顕微鏡が5台並ぶスペースがあ

   ります。

*3:微化石チームの報告書は、一つの掘削地点につき、10ページ程度。こ

   の編集作業も、微化石チームで分担、協力して行います。

*4:普段の研究では、50サンプルの処理と群集解析を終えるのに少なくと

   も1ヶ月はかかります。

 

 

※IODPについての詳細は、下記をご覧ください。

http://www.jamstec.go.jp/chikyu/jp/IODP/

 

※346次航海の写真は、下記をご覧ください。

http://iodp.tamu.edu/scienceops/gallery/exp346/

 

 

                     (地学研究部 久保田 好美)

 

 

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◆ お知らせ ◆

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第二回筑植写真コンテスト <ご案内>

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 現在「第二回筑植写真コンテスト」の写真を募集しています。対象は筑波実

験植物園で撮影した写真になります。ぜひ、筑波実験植物園に来園いただき素

晴らしい写真を撮影し、本コンテストにご応募ください。

 

[募集期間]2013年7月31日(水)〜11月18日(月)

[応募条件]筑波実験植物園で撮影した写真

[応募・問合せ]〒305−8574 茨城県つくば市天王台1−1−1

        筑波大学芸術系木村研究室気付 筑植写真コンテスト係

        E-mail:teamplanta_13@live.jp

 

 

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特別展「深海―挑戦の歩みと驚異の生きものたち―」

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 深海は、宇宙とともに、「人類残されたフロンティア」と言われています。

宇宙よりもはるかに私たちの近くに広がっているものの、ヒトがそのまま潜っ

ていけないため、多くの謎に満ちた世界です。暗黒・高圧・低温の深海へ、ヒ

トは様々な調査機器や潜水艇を開発して挑んできました。そして様々な驚異の

生きものたちに出会ってきました。本展は、その挑戦の歩みと驚異の生きもの

たちを最新の研究結果をもとに紹介します。

 

[開催期間]平成25年7月6日(土)〜10月6日(日)

 

 詳しくは下記をご覧ください。

 http://www.kahaku.go.jp/exhibitions/ueno/special/2013/deep-sea/index.html

 

 

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企画展「教授を魅了した大地の結晶―北川隆司 鉱物コレクション200選―」

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 故北川隆司教授(広島大学)が生涯にわたって収集した個人鉱物コレクショ

ンの一部をご遺族了解の下、公開いたします。私財を投じて収集した約2,000

点のコレクションの中から特に良質な標本200点を選び、鮮やかな色や大粒の

結晶など、自然の造形を楽しみながら観察できる標本を紹介します。

 

[開催期間]平成25年8月31日(土)〜10月6日(日)

 

 詳しくは下記をご覧ください。

 http://www.kahaku.go.jp/event/2013/08kitagawa/

 

 

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企画展「アザミの秘密」  <予告>

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 日本の代表的な秋の草花として知られているアザミ。私たちにも身近なアザ

ミですが、実は日本のアザミは驚くほどの多様性を持っています。世界でも類

をみないほど多様な日本のアザミを、実物標本や写真で紹介するとともに、ア

ザミと人の関わりや、研究者がどのような取り組みをしてきたかなどを紹介し

ます。

 

[開催期間]平成25年9月18日(水)〜11月10日(日)

 

 詳しくは下記をご覧ください。

 http://www.kahaku.go.jp/event/2013/09azami/

 

 

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2013科博NEWS展示「地球をほる?〜ジョイデス・レゾリューション号

の地球を知る旅346」

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 当館の地学研究部久保田好美研究員が、ただ今、統合国際深海掘削計画の科

学掘削船ジョイデス・レゾリューション号での調査航海に参加しています。

 実際に深海底を掘ってどんな堆積物が採取できるの?どんな研究活動をして

いるの?を紹介する小さな展示を開催中。実物の資料もご覧いただけます。

 

[開催期間]平成25年8月22日(木)〜10月6日(日)

 

 詳しくは下記をご覧ください。

 http://www.kahaku.go.jp/event/2013/09jr_boring/

 

 

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企画展「絶滅危惧植物展」:附属自然教育園

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 自然絶滅した植物の実物化石展示及び、我が国の絶滅の恐れがある植物の現

状や、保全活動に関するパネル展示をとおし、植物を守ることの大切さを、さ

まざまな視点から知ってもらい、絶滅危惧植物への関心を高める内容となって

います。

 

[開催期間]平成25年9月3日(火)〜10月27日(日)

 

 詳しくは下記をご覧ください。

 http://www.ins.kahaku.go.jp/exhibition/data/287935.pdf

 

 

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第30回植物画コンクール作品募集  <ご案内>

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 植物画を描くことによって、植物のすがたを正しく観察し、植物をより深く

理解するとともに、植物に対する愛情を深め、人と植物のつながりの強さを確

かめ、自然保護への関心を高めることを目的に実施します。奮ってご応募くだ

さい。

 

[受付期間]平成25年9月1日(日)〜10月31日(木)(必着)

 

 詳しくは下記をご覧ください。

 http://www.tbg.kahaku.go.jp/education/contest/imgs/applicationdetail30.pdf

 

 

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「空の日フェスティバル2013」におけるYS-11の特別公開  <ご案内>

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 羽田空港で毎年開催される「空の日」を記念するイベントに合わせ、当館所

蔵のYS-11を、羽田空港旧整備場地区のT-101格納庫にて特別公開いたします。

 

[開 催 日]平成25年9月28日(土) 10:00〜16:00(受付は15:30まで)

[場  所]羽田空港 旧整備場地区T-101格納庫

      (東京モノレール天空橋駅から徒歩10分)駐車場はありません。

[備  考]T-101格納庫の出入りに際して、保安のためお名前等での受付を

      行います。また、安全管理のため係の指示に従ってください。

 

 詳しくは下記オフィシャルサイトをご覧ください。

 http://soranohi.net/event/airport/kantou.shtml

 

 

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雑誌milsil(ミルシル)通巻35号と定期購読について

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 今回の特集は「水の惑星『地球』」です。当たり前に存在する「水」、この

液体の水は生命の誕生と進化に不可欠だったと言われています。「水」はどこ

からどうやって来たのか、その謎に迫る最新の研究を紹介しています。

 また、いまや空前の大ブームとなっている「ダイオウイカ」。ダイオウイカ

そのものを解剖することは不可能でも、ダイオウイカに非常に近い種類のスル

メイカを使って、これまた謎の多いダイオウイカの姿に迫ることは可能です。

こうした試みを紹介した記事「科学冒険隊」も、とても興味深い企画となって

います。皆様の知的好奇心を高めるきっかけに本誌がお役に立てれば幸いです。

 

 発行日 :平成25年9月1日(月)

 定 価 :400円(税込)

 

 定期購読やお得な会員制度など詳細については下記をご覧ください。

 http://www.kahaku.go.jp/userguide/book/milsil/index.html

(友の会)http://www.kahaku.go.jp/userguide/repeater/index.html

 

 

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科博のイベント情報紙「kahaku event」10−11月号発行!

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 10−11月号では、展覧会情報や10−11月開催予定のイベントを紹介

しています。

 

 情報紙「kahaku event」(年6回 A4サイズ 6ページ)は、展示や学習

支援活動などの情報を掲載しています。国立科学博物館の施設内等で無料で配

布しています。見学やイベント参加の計画をたてる際にご活用ください。

(「友の会会員」「賛助会員(個人特別会員)」の方には郵送でお届けします。)

 

 詳しくは下記をご覧ください。

 http://www.kahaku.go.jp/event/kahakuevent/index.html

 

 

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◆ 科博関連メディア情報 ◆

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 ○テレビ放送紹介

 

 放 送 局:テレビ東京

 番 組 名:137億年の物語「ハチが地球に花を咲かせた」

放送日時:9月15日(日)18:30〜19:00

 

 ・当館の奥山雄大 植物研究部研究員が出演します。

 

 

 ○ラジオ放送紹介

 

 放 送 局:文化放送

 番 組 名:いとうせいこう GREEN FESTA

      いとうせいこうの知らないコーナー「コケ」

放送日時:9月13日(金)20:00〜20:30

 

 放 送 局:TBSラジオ

 番 組 名:環境プロジェクト「今日よりちょっといい、明日を」

放送日時:9月15日(日)5:15〜5:24「コケを楽しむヒント」

 

 ・当館の樋口正信 植物研究部陸上植物研究グループ長が出演します。

 

 

 ○インターネット生放送紹介

 

 放 送 局:ニコニコ生放送

 番 組 名:特別展「深海―挑戦の歩みと驚異の生きものたち―」

      徹底解説&生中継

 放送日時:9月12日(木)19:30〜21:00

 

 ・当館の特別展「深海―挑戦の歩みと驚異の生きものたち―」の会場から生

  中継で、当館の窪寺恒己 標本資料センター・コレクションディレクター

  が出演し、解説を行います。

 

 

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★ メール募集中 ★

 

 科博に関する思い出、展示の感想など皆様からのメールをお待ちしておりま

す。(ご感想などについては、このメールマガジンにて紹介させていただくこ

とがあります。なお、お名前は公表しません。)

 

 宛先: magazine@kahaku.go.jp

 

 

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 ◆編  集:国立科学博物館 事業推進部 広報・常設展示課

 ◆発  行:国立科学博物館

       東京都台東区上野公園7−20

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